一通り理解できますが、一部注意が必要です

ネットワークやホストＯＳとゲストＯＳの共有ディレクトリの設定の仕方など、
それ以前の段階として仮想化の技術に関する概要から順を追って説明してくれるので全体的に分かりやすかったです。
ただ、
2点気を付けるべき点があります。


1. Guest Addition の設定方法
Virtual Boxは現在、
この本で扱っているバージョンよりもさらに上がって、
4.3.12　になっています（2014/06/18時点)
そのため、
Guest Addition の扱いが変わっています。

本書ではGuest Addition はVirtualBoxのメニューで「Install Guest Addition」という項目を選択後、
コマンド実行すればOKということになっていますが、
現時点ではここのメニューがまず「Guest Addition をCDに挿入」みたいな項目になっていて（手元にないので曖昧な表現ですみません）、
これを選択すると、
例えばゲストOSがCentOSの場合、
/dev/cdrom というデバイスに挿入したことになります。
そこでさらに mount /dev/cdrom /mnt/cdrom みたいな感じでデバイスマウントしてやると、
/mnt/cdrom の内容が確認できるようになり、
本書で指定されているコマンドラインの実行もできるようになります。


2. 紹介例のゲストOSがOracleLinux
本書で扱っているゲストOSはOracleLinuxなので、
他のゲストOSを使う場合、
ネットワークの初期設定には記述外の要素が入ってくることに気を付ける必要があります。