トワイニング社の英国販売品と日本販売品

日本在住です。

紅茶愛好家でもトワイニング愛好者でもありませんが、
少々誤解を招くようなレビューがあったので、
トワイニング社の英国販売品と日本販売品について書かせていただきます。


トワイニング社の販売する紅茶には、
販売する国ごとにブレンドを変えているものがあります。

ゆえに、
英国で販売されるものと、
日本で販売されるものでは味が違います。

アジアのほかの国で販売されたものは飲んだことがないのであしからず。


ブレンドを変えているのは、
それぞれの国の水質に合わせる必要があるからと伺っています。

あわせて、
それぞれの国で好まれる味・香りにも多少配慮しているのではないかと思います。

日本では、
味・香りのきついアールグレイ・レディグレイなどより、
ダージリンやアッサムなどの方が好まれる傾向にあるようなので、
アールグレイ系のお茶についても、
日本向けに控えめな味・香りにブレンドされていたとしても不思議ではありません。

実際、
友人たちのあいだでも、
英国販売品と日本販売品のどちらを好むかは人によるようでした。

もっとも、
「好みに合わせてブレンドしている」説は私の憶測に過ぎませんが。


ただ、
もちろん、
他にも英国販売品と日本販売品の味に差をつける要因はあるでしょう。

以下に思い当たるものを挙げておきますが、
他にもあるかと思います。

輸出のための輸送期間
商品の消費サイクルの長さ（日本では英国ほど紅茶が売れるわけではありませんので、
商品棚に並んでいる時間が長くなってもおかしくありません）
本社が置かれている国への配慮
地元であるがゆえの勝手の良さ
このあたりでしょうか。

日本で買ったものから古い茶葉のにおいを感じたことがあるのも事実ですが、
それが上記の理由のいずれかによるものなのか、
それとももっと他の理由によるものなのかは、
あいにく、
存じ上げません。


いずれにせよ、
英国販売品と日本販売品（正規のものは片岡物産さんが取り扱われています）のどちらを好むかは人それぞれですので、
ぜひ両方とも試してみられることをお勧めします。