等身大の人物とリアリティ
ウォルターズについては女性作家の残酷で重たいミステリーは苦手なのでずっと読まず嫌いできたのですが、
ほぼ1年前から読み始めました。
『女彫刻家』、
『病める狐』どれも面白いけれど、
重くて暗い。
ところが今回とても面白かった『遮断地区』で作風が変わったかというと、
発表は『病める狐』(2002)の前年なのでこの『遮断地区』だけ違う書き方だったのかもしれない。
でも、
人種差別、
性差別、
階級差などの社会問題を扱っている点では共通しています。
小説の展開の仕方が違うのかも知れない。

舞台はイギリスの郊外の団地。
住民の教育レベル、
収入が低いので、
ドラッグや喧嘩は日常茶飯事のよう。
1950年代労働党の理想主義の置き土産だったのだろうか、
ハウジング・プロジェクトがイギリスのあちこちに作られたらしい。
ハウジング・プロジェクトという名前からアメリカの大都市の低所得者用公営集合住宅を連想しますね。
ニューヨークのゲットーとかインナー・シティと呼ばれている貧困層の居住地とそっくりです。

さてバシンデール団地という名前の看板から直す予算もなくなりBassindaleのスペルの一部が消えて”assid”になり”、
それにペンキの落書きによるrow”が付け加えられたことにより、
”Acid Row”(原題です)となってしまいます。
まさにドラッグが蔓延する一角です。

そのバシンデール団地に越してきた老人と息子が小児性愛者だという情報によって、
シングル・マザーの親子は差別的ではあるけれど自分の子供の安全を心配してある程度真面目に排除のデモを計画します。
しかし、
それがただ騒ぎを大きくしたいだけの不良たちによって団地が封鎖され、
火炎瓶が飛び交う事態に発展。
小説のもう1本の柱は、
少女が行く不明になり、
別の小児性愛者が容疑者とされる事件が発生します。

 小説としては、
2本の関連する柱、
そして登場人物のリアルさ、
そして誰が生き残り、
誰が犠牲者となるかについてのサスペンスの作り方がうまい。
人物のリアリティと言うのは、
前述のシングル・マザーのように、
母と娘の双方がシングル・マザーで、
ちゃらんぽらんのようだけどそれなりに子供を育てているケースと、
やはり少女を抱えて離婚をした若い母親の生きるため金はあるけれど如何わしい男と付き合う、
あまり賢明とは言えない方法が対比的に描かれる。
遮断地区

その他の感想

チャン本と一緒に使いましょう
生地が柔らかく身体にフィット
エプソンのプリンター機能は他社に比べて最低ランクですね。
よいものです。
綾野さんと星野さん
普通によかったです
長年の懸案の低音の問題は解決ました
高級感・ハイセンス・高機能・高画質・高コスパ!
素晴らしい〜☆
確かに、一撃。
結構大き目のカレンダーでも余裕。
大変満足
インターネットを殺さないために
園芸店になかったので
2色目
冬の掲示物にぴったり!!
作りが粗雑
勇気づけられる
10月に植えて楽しめました
紫じゃなくてほぼ白です(苦笑
コンポジット出力のカラーがとても不安定です
高城氏の著作で初めて駄作と感じました。
乾かないのでずっとつかえます。
ご購入にご注意ください。
ポアロの優しさ
3年2ヶ月持ちました
大きくて厚みがある
使える☆
つまりはこれからもどうかよろしくね
出来は良いです
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