それでも、食べる
近所の書店の、
福島第一原発事故の関連本コーナーのとなりに、

何故かこの本が平積みになっていた。

中を読んでみると、
直接的に関連しそうな話題は
チェルノブイリ原発付近の避難区域内に暮らし続ける人々が
放射線にまみれた食べ物を
半ば諦めをもって食べ続ける挿話くらいなもの、
なのだが。

とはいえ、
著者が訪ねた石棺から500メートル離れた食堂で
「食べ物も建物もだいじょうぶ」という言葉を繰り返す
かの地の人々の言動は、

この半年間に目の前で起きている出来事とあまりに重なって、

暗澹たる気持ちになる。

何故、
人は先人の過ちを直視し、
自らを律しようとしないのだろう。


今の日本にとって冷酷な予知夢のようなチェルノブイリの話は、

それでも、
この本の中のエピソードのひとつに過ぎず、

戦争、
民族紛争、
飢餓、
感染症などに巻き込まれた人々の
どんな状況にあっても食べざるを得ないという営みが、

延々と綴られている。

恵まれ過ぎる食の環境にある国から来た著者の
興味本位と旅人の気楽さが垣間見えるところもあって、

隔靴掻痒の感が残るのも確かだが、

どんな環境でも人間は食べ続けなければならない存在である以上、

同じ生き物として、
心の琴線に触れる点は多い。

書かれ方、
取り上げられたことに対して好き嫌いは別れるだろうが、

読めば、
誰にでも感じることは多いのではないかと思う。


それにしても、

大災害と原発事故に見舞われた国の人々は一体何を食べているのかと
海外の作家がこの国を訪ねてくることもあるのだろうか。
もの食う人びと (角川文庫)

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