ゴールドマン・サックス版「愛と追憶の日々」

ニューヨーク・タイムスに実名でゴールドマン・サックスの実情を投稿、

一躍有名になった元ゴールドマン・サックスVPが書いた本。

スキャンダルな出来事をまとめた暴露本との印象とは大きく異なり；
外資系投資銀行の日常が読みやすく書かれた（愛情を持って）良書。

スタンフォード大学出身のスミス氏が学部在学中（MBAではなく）から、

どのように夏休みインターン選考申し込みから新卒本採用となったか。

学部卒の新卒採用（アナリスト）がどのように担当となるデスクに採用となるのか。

担当デスクでの細かい業務内容、
そして担当部署が変わるのはどのような事態か。

社内の同僚、
先輩、
上司、
そしてメンターとの関係とは。

昇進、
そしてボーナス査定はどのような基準か。

転勤（この場合はニューヨークからロンドンオフィス）に伴う社内稟議の仕組みは。

ニューヨークとロンドンにおける投資銀行文化の違いは何か。

そしてメインテーマである、
外資系投資銀行（ゴールドマン・サックス）が１９９０年代から；
２０１２年現在に至るまでカルチャー、
ビジネス面での変遷。

これほど具体的に外資系投資銀行の日々を綴った本は、
他に知りません。

ゴールドマン・サックス版「愛と追憶の日々」
お奨め！