TOMIXも良いですがKATOも頑張ってます

■前提
レビューは【10-1237 基本セット】以外に【10-1238 モハネ2両増結セット】【10-1239 3両増結セット】も含めて触れています。


■造形・塗装
特に問題は見当たりません。
583系のデザインを忠実に再現しています。

塗装も特に変な箇所などは感じられませんでした。
相変わらずTOMIXよりは少しだけ「渋い」ように感じる色合いですが、
間違っているとは思いませんし、
落ち着いた感じでいいと思います。

屋根の銀色がちょっと強いというか、
たとえば鉄道写真等を見るとどうしても「汚れている」印象が強いので、
グレーのほうがそれらしいように感じる人も居るかもしれませんが。
（なにせ全盛期は酷使されてた車両なので）

尚、
欠点に入れるかは人それぞれでしょうが、
国鉄マークが標準で入っているのは「そういうもの」と思っておく必要があります。

583系の「全盛期」という観点で考えれば確かにそれで正解ですが、
民営化後もそれなりには運用されていた車両なので。

この辺はまあ、
インレタで国鉄マークとJRマークを選べるTOMIXと、
「とりあえずすぐ遊べる」KATOの設計思想の差、
という点でもあると思いますが。

JR民営化後の編成を再現したければ、
TOMIX製品のほうをチョイスするべき、
でしょう。
（もしかしたら後にJR仕様が出るかもしれませんが）

あとはまあ、
KATOの「割といつもある欠点」として、
モハネ583・モハネ582の2両増結セットを複数買い増すと、
それだけ車番が被る、
とか。
これもまあ、
手軽さとのバーターなので仕方が無いのですが。


行き先表示幕（側面）のステッカーがきちんと表示してるのは、
いつものことながらKATOの利点ですね。

というか別売すらなしで全く付属させないTOMIXのほうが「それどうなんでしょう」って話なんですが。
毎度のことながら。


■キット構成
これに関しては、
基本6両セット、
というのは無難なラインだと思います。
モハネ582とモハネ583もユニットを組んでいますから、
2両セットでの増結、
というのも正しいと思います。