著者にも読者の私にも懐かしいあの80年代の興味深い裏話が満載
 著者は1961年生まれの映画ジャーナリスト。
前著『映画宣伝ミラクルワールド 東和ヘラルド松竹富士独立系配給会社黄金時代』の姉妹編ともいえる今回の書は、
その題名のとおり1980年代の(東京の)映画館がどういう戦略を立てながら映画上映を進めていったかについて、
当時を知る関係者を丹念に歩いて取材した労作です。


 日本の長い映画興行史において1980年代というのは大変特徴的な時代でした。

 老朽化した大型老舗映画館が閉じる一方で、
ビルの中に複数のスクリーンを構える、
のちのシネコンへとつながるような映画館が新規に立ち上がった時代。

 ミニシアター型映画館がブームとなった時代。

 テレビ局が映画製作に積極的に乗り出した時代。

 伊丹十三や北野武など異業種の人々が監督業に参入した時代。

 全米の興行収入ランキングが宣伝の惹句として盛んに使われるようになった時代。

 そうした、
先行時代とは異なる映画上映の形態が現れた80年代に、
劇場関係者がどう立ち回ったかに関するひとつひとつのエピソードは、
読んでいて興趣が尽きませんでした。


 『ジョーズ』は当初、
B級映画だと思われて『死の海峡』という邦題のもと、
消化番組劇場的な小さな映画館での上映が予定されていたこと。

 シネマスクエアとうきゅうのあの座り心地があまりに良い椅子が、
当時ヘラルド映画試写室で使われていた1脚7万円のフランス製のものだったこと。

 それまでは、
映画にちょっとでも映っていればそれが物語の本質でなくても針小棒大に宣伝に使ってしまうことがあったものを、
ジブリ鈴木プロデューサーが頑として拒否したこと。

 六本木という交通の便が悪い場所にシネ・ヴィヴァン六本木というおしゃれな映画館をあえて作ったのは、
映画業界の<常識>に拘泥しないセゾングループの総帥・堤清二の発案だったこと。
80年代映画館物語

その他の感想

お絵かきが楽しくなります
(上)は統計学の本(下)はリスクマネジメントの本
スピードが「ダントツにハヤイ!」が固まやすい?! ★原因は熱暴走のせい!
高級感はあるのだがUSB3.0で認識不可だった→交換でOK
新旧香港映画ファン必見!
コスパ、品質とも最良 2015/12 追記あり
ストーリーは想定内、ヒロインは表紙のイメージではない。
当たりハズレがあるのかも・・・
外付けする機器との相性
筆者とお店の人の温かさが文から伝わってくる書でした
パワーをいただいたような
想像以上に楽しい。そして癒やされる。
気休め
幅と空気圧に注意が必要です。
ロマンチックな物語
写真とは異なるものでした
コンサルタントが日々どのように活用しているか分かる
面白い、一人バンドに使える
総合的にはテイルズ史上最高クラス
これからの季節向き。
CDについて
キャラと楽曲、ステージは素晴らしい!!
良いものを選んで喜んでいます
お腹いっぱい満足です
ロボット掃除機に最適
本書は主に日本の企業向けに書かれた本であるが、「成長神話」に囚われているのは、日本という国も同様である。
早速使ってみましたが
真実を知ることが大事。
ファン必携のホームズ全集
とても美味しい!!
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