自己啓発御三家の内の一人の代表作

自己啓発といえば、
デール･カーネギー、
ナポレオン･ヒル、
そしてこのノーマン・ヴィンセント･ピールの三氏が有名で自己啓発の御三家といわれています。
ピール師は、
もともとキリスト教の牧師で、
他の二氏がいわゆる｢世俗｣の人間であるのに対して、
宗教の側により近い人です。

その雰囲気はこの著作にも色濃く反映されていて、
序文から神への祈りと感謝の言葉が多く見られます。
内容自体は抽象的な神の話がつづくのではなく、
彼が実際これまで出合ってきた多くの人々の様々なエピソードを紹介しながら、
どうすればストレスに悩まされないおだやかな生活が送れるのかといったことを書き綴っています。

全体的に英語も平易なのですが、
やはり宗教関連の言葉が多く登場しますのでちょっと慣れるまで時間がかかるかもしれません。
それから、
この本には要約が載っていないので、
速読には不向きだと思います。