平凡だが、コストパフォーマンスは良い。

A4より一回り小さなこのF2というサイズは非常に使い勝手がいい。

普通の鞄で携帯できるスケッチブックとしては大きなサイズの
部類にはいるでしょう。
この１個下は普通サムホール(SM)が使われる。


紙としてはちょっと厚手の画用紙といった感じで、
水彩・色鉛筆の
両方で使える。
それぞれの色ののりも特別いいというわけではないが、

悪くもない、
癖が少なく素直に応えてくれる。
紙の目はあるけど
そんなに目立たない。
強いていえば、
裏と表があり、
べた塗りした
ときの目の出方はそう変わらないが、
開いたとき、
右側がわずかに
荒く左側がさらっとした印象。
どちらがなじむかは、
好みもあるので
試してみた方がよいと思います。


水彩紙でいうところの中目より細目に近いと思うがその中間あたり
かもしれない。
この具合がたとえば、
ペン書きして淡彩で塗ったり
色鉛筆で塗ったりするいわゆる手早いスケッチにとても向いている
と思います。
これは、
F2というサイズの特徴でもある。


フィキサチーフを使うときは、
割と軽めにしとかないと、
紙が
たわんでしまうので注意。
もともと、
色鉛筆や鉛筆の定着性は
悪くないので、
そんなに神経質に定着にこだわる事はないかもしれない。

（チャコールの場合、
やはり、
何らかの定着材が必要だと思います。
）

水彩の場合、
紙はたわむと考えておいた方がいいでしょう。

これはしょうがない。
それでも、
コストパフォーマンスは魅力。

もちろん、
予算さえ許せば、
小サイズまで高級水彩紙で統一
してしまうのも普通にありでしょう。
でも、
コストは約４倍。

300gの水彩紙はF2でもSMでもページが半分で値段は倍くらい。


それに、
表紙の色が選べるスケッチブックは少ないですから、

好感度アップのポイントですね。


総じていうと、
ごく普通の平凡なスケッチブック。
画用紙タイプ
のなかでは、
良いものの部類に入ると思う。
それだけに安心して