未だ色褪せる事の無い名器

ふと思い立って中古品を購入。
事前にWeb上で無料配布されているマニュアルを読んではいたが、
いかんせんUSB端子も無く発売してから10年以上は経っている代物なので、
まずはMIDIケーブルでキーボードと本機を接続という最も基本的なつなぎ方でその音色を試してみる。
やはり少々こもった音がするが、
懐かしい感じがとても良い。
むしろこれがハチプロの個性かなとも素人ながら感じた。
その後ディレイやリバーブ、
ギターのアンプ設定など色々試してみたが、
現行品にも劣らないクオリティーに完全に脱帽した。


PC上での操作に慣れているため、
このようなMIDI機器におけるキー操作に慣れるまで時間がかかるが、
自分のイメージした音、
指先、
ボタンが一体化してくると、
むしろマウスでポチポチするよりも直感的に操作できるようになるから不思議である。
何よりもキーボードとヘッドフォンがあればとりあえずは色んな音色で演奏を楽しむ事ができる手軽さは老眼も始まりPC画面に疲れてきた中年親父にはとても良い。
ドラムだってベースだってキーボードがあれば音は出せるわけだから、
MTRで重ね録りすればPCなんて不要である。


もちろん元々はMIDI機器なのでシーケンサーに繋いでこそ本領発揮であるが、
現行のPCとの接続はUSB-MIDIインターフェースを使えば想像以上に簡単に接続できた。
WindowsなだフリーソフトのDomino、
マックはGaragebandは残念ながら対応していないが異常に安価になっているLogic Proなら操作可能である。


そして機器を所有しているというワクワク感。
これはPCソフトにはない最大のメリットかもしれない。