ガトランティス軍の艦艇もキット化ですが…

成型色はホワイトとモスグリーンの2色、
スナップフィット仕様で完成すると全長約9.5cm、
幅約4.5cm、
高さ約3.5cmの大きさとなります。

アンテナ類の尖った所もシャープで組み立てキットとしても作り易いです。
しかし、
私には仕上がりに違和感を感じました。


パッケージや設定画などと比較すると艦橋周りの中央部が縦に伸びつつ、
小さいです。

その影響か艦橋近くの3つ並んだ回転砲塔も(設定上も他よりは小さいですが)極端に小さく感じました。

ラスコー級のメカコレキットも同様でしたが砲塔の穴が真上な点もディテールが折角あるのに惜しい。

後方のエンジン周りも厚ぼったい感じがしますし、
目のような所もハニカム模様で無い点も気になります。


映像の第11話でもガトランティス軍は3DCGでは無く、
手描き作画でした。

設定画も3面図は無く出渕氏による斜め前方、
後方からのパース画しかないので、
劇中の印象とは異なる原因とも思われます。

そういった意味では模型としての設計者のバランス感覚の現れたキットかと。

たしかに小さいキットは意図的に迫力を出すためにアレンジを加える事もありますが元は絵なので判断しずらい点もありますが。


色々と書きましたが、
映像で少ししか登場していないガトランティス軍のキットを意欲的に商品化をしてもらえた事は素直に嬉しいです。

劇場完全新作ではガトランティス軍も3DCG化で3面図も描かれていますし、
是非とも大きいサイズのキット化＆クオリティアップも希望したいですね。