米軍空爆で歯止めはかかったが……
中東に強い軍事・諜報ジャーナリストによる、
武装勢力としてのイスラム国の情勢報告。
軍事ジャーナリストらしく、
ヤジディ教徒や捕虜の虐殺などの報道を冒頭で触れた後、
イラク第二の都市・モスルを制圧し「国家樹立」を宣言した昨年6月の大攻勢についての戦況の概要を報告している。
この間、
オバマが米軍介入を決断できなかったことが、
イスラム国の領域支配を可能にした大きな要因だったと著者は見ている。


著者はイラク政府軍の戦意欠如も指摘する。
モスルでもキルクークでも、
重要拠点であるにもかかわらず、
イスラム国部隊に恐怖し戦わずして逃亡する。
イラクでもシリアでも対イスラム国の前面で戦うのはクルド人民兵という状況だ。
8月になり、
遅まきながら米軍が空爆を始めると、
勢力拡大には歯止めがかかった。
しかし地上部隊は民兵が主力で、
米軍の鹵獲兵器を持ち、
戦意も高いイスラム国がバグダッド周辺では依然優勢だという。


今後の展望については、
自身の見解を混ぜながらも比較的明快に示している。
イスラム国に影響を持つ、
トルコ、
イラン、
サウジ、
米ロなど主要国家の動きも書いている。
各国とも反イスラムでは一致しているが、
全く足並みが揃わない。
米国は親クルド、
反アサド。
トルコは反アサド、
反クルド。
ロシアとイランは親アサド、
反米。
アサド政権は自らの存在価値を高めるためにイスラム国を放置している、
とも推測している。


著者はシリア・アサド政権に対して非常に厳しい。
「イスラム国の虐殺よりはるかに多い人間をアサド政権は空爆で死なせている。
自分の延命しか考えない、
国民の信を失っているアサド政権の安定化でシリアの政情が良くなることはありえない」とし、
イスラム国、
アサド政権とも排除するべく、
米軍らによる有志連合が反政府軍にテコ入れする戦略を提案している。
イスラム国の正体 (ベスト新書)

その他の感想

商品の写真が間違っています
写真と違います・・・
厚みあり、水気少な目
夢中になります!
沿岸漁業者です
とても面白く読めました
商品の状態はとても良いです。
その功績を考えると国内のフィンガーピッキングプレイヤーはイサトさんに対して足を向けて寝る事はできない
アース線注意
よく見ればよかったのですが、、、。
レコーダーでも使用可
梱包を開けて感激!
感覚的に使用方法は砂糖と同じです。
丈夫な作りであるがその分重い
パンチャーと一緒に
やっぱりamazon
少々安っぽいが良いもの。
着せやすく可愛いです
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16年ぶりに読みました
サウンド、インテリア共に最高の逸品
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大竹先生達の努力でこの20年でこんなに使えるようになった経済学
絵が面白かわいくて良かった
デザインはgood
出張、タウン用には良い
古いTVでもOKでした。
エフェクトがあるとかっこいい
地域独占企業になぜ広告が必要なのか
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