ラストシーンは衝撃でした

この作家さんの書く切ない終末感のようなものが好きなので購入しました。
今回は今までよりもエンターテイメント指向が強い作品でオチ的なものもあります。
ジャンルはホラーに分類されるのかな？　とはいってもあの独特な雰囲気はこの作品にも受け継がれていて満足しています。
ストーリーは消滅という現象を求めてやってきた男女の話がオムニバスで語られていきます。
違う視点の人物の話に進むたびにこの小説のキーとなる消滅の謎が少しずつ明らかになっていきます。
そして終盤の展開は衝撃的でした。
特にラストシーンはトリハダものです。
ホームページを見ると「邂逅」から続く「-KOH」のシリーズも今後あるようで楽しみです。