シルマリルの物語のあとに

指輪物語ファン待望の二冊（上下巻）です.終わらざりし物語，ということで未完の原稿集ですが，ガラドリエルの物語，ヌメノールの島，ガンダルフ達イスタリの話（下巻）などがあり大変面白い本です．訳もとてもすばらしく，例えば岩波，評論社の既刊本との整合性など注意深く考えられており，難解な物語を読みやすくしてくれる配慮，なにより訳者の方々の熱意とこだわりが強く感じられます。
シルマリルの物語を読んで面白いと感じた方，もっと中つ国を知りたい！という方は絶対に買いです．