「カーマの悲痛なクーデターの遺恨とイムリ陣営の長征。」
 (少し内容に触れています)

 風雲急を告げるカーマ陣営では精神的奴隷化を狙った老練狡猾なデュガロ呪大師の策略を土壇場で逆転した覚醒者ミューバ。

 遂に己を巡る数々の策略と裏切りを知り、
傷付きながら自らも残忍な所業を。

 一方、
道具の力を宿し、
北の凍土を目指すデュルク一行内では危機下で募る愛を育む男女が居た

 愛と言う名の下で行われるあらゆる精神的虐待と搾取をエンターテイメントに塗して描いてきた奇才、
三宅氏の現時点における集大成。

 双子の主人公の一方ミューバが一見甘やかされながらも使い捨ての道具として育てられ、
権力を得ながら自らが受けた惨い仕打ちを他人に課す負の連鎖に囚われてしまう悲劇。

 もう一人の主役デュルクの連鎖を断とうとする意思が時代と民衆の共感を得て大きな革命のウネリとなって行く希望。

 両者を対比し、
微視的視点からスケールを膨らませて行く大河ドラマです。

 そこに以前よりキーパーソンと思われていたガラナダや、
にわかに重要度を増した完黙のラルドの従者イマク、
デュルクに従いながらも徐々に考えの違いが明らかになっていくイムリの指導者ニコ、
カーマ内の現体制への疑問を抱いた陣営、
そして本巻で一端傍らに退きながらもまだまだ油断ならないデュガロ呪大師等がどう絡んで行くか、
今後も目が離せません。

 本巻を読んで、
超能力「侵犯術」の存在により、
カーマ陣営では「心の中でも秘密を持てるのは支配者上層部だけ」と言う設定の残酷さ、
重みを改めて感じました。

 体制に疑問を抱く事すら難しい恐ろしい世界です。

 そして、
読後に改めて表紙を観ると胸が一杯になりました。


 毎回繰り返しで恐縮ですが、
読み始める迄は敷居が高く感じるかもしれませんが、
傑作です。
イムリ 16 (ビームコミックス)

その他の感想

可動範囲が素晴らしい
しまった。大きすぎたです。
コスパはよかった
この商品に満足する人っているなかな?
10ヶ月使用して
なぜかダウンロード
安いのが良かったです。
世界の有名建築家による住宅建築のガイドブックです
まあまあ、
目線のグラフィックが邪魔、作品を殺してる。
部屋が散らかって自信を無くしている方に読んでほしいです。
テーマは南部貴族の没落??
急ぎ必要でしたので
やはりムーンの出自は…!
価格と性能の差
ビジネス用ロングホーズの決定版
ゆったりを0 ピッタリを10としたら『6.5』くらい
4本ほど使ったけど、確実に進行してる・・・
辞令賞状用紙
稲川心霊ファイル 怪談の帝王稲川淳二、最強アイドル二宮歩美、ともに涙する
重ね着風で肩紐は縫い付けてあるだけです
認知症診断のためのチカラがつきました。
この巻が一番感動しました!
足全体のマッサージ感は素晴らしい。足裏マッサージが少々惜しい。
小さな世界の大きな物語
戦闘シーンが爽快感満載です。
6チューナーは満足、自動チャプターは不満。
ピカピカ、つやつや
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