良くも悪くもない。エンタメとしても、★2くらい。
出版社に勤める男が、
「ジョイントプレス」という、
出版費の半分を作家に負担させるという手法で、
若干詐欺という自覚を持ちつつ、
小説を出したいという顕示欲だけで実力の伴わない様々な素人作家相手に、
巧み(?)な営業トークで話を持ちかけ、
出版まで持ち込むという話。

しかしこのあからさまなゴマすりトークに騙されるとはねw
(牛河原はきっと騙される人間を見つけるのが上手いんだろうとしておく)

つまり、
騙しているけど相手にも夢を与えているんだよ、
という、
実に陳腐な詐欺師独特の正当化。

だが牛河原があまり悪党に見えないのは、
話を持ちかけられる作家志望者が、
そろいもそろって顕示欲丸出しの排他的な人間ばかりだからだろうか。

この当たりはコントで面白かった。


だがスラスラと読めた反面、
セリフが実に雑だと感じた。


あと気になったのは、
生前に売れないような作家が死後に売れるわけがない、
という主人公の発言。

少なくとも出版社で文芸を担当していたなら「宮沢賢治」くらい知ってるんじゃないかな。


後半の、
現在の出版業界や小説家を批判する場面だが、
著者の思いがストレートに出すぎていて、
これは業界では”恥ずかしい”とされ、
もっとも素人作家に多いやつね。
ここでそれをやってる百田氏。
だからこそ、
作中の主人公にも、
ダメ出しされるのであろうw
だがこの問題は、
大塚英志の「不良債権としての『文学』」で笙野頼子と散々バトルされてきた内容であり、
今更という気もした。

小説、
こと文学系はたしかに極小的に見れば赤字部門だが、
大手出版社の長期的な利益を考えれば存在意義はある、
で、
何があかんの?ってことで結論は出ている。


はい、
でも面白いよ。
詐欺の注意喚起として読んでください。
夢を売る男

その他の感想

シンプルでコンパクト。適度な重量感。
弱すぎます・・・・・・・・。
薄さが良いですね
時代とともに・・・
とても残念!
腰、肩に優しい
結局カッコいい!!
pretty good!
載っている問題を解けば数学が出来る人の思考法が身につくのかもしれないが
娘にたのまれたもの
王道のメロディー
コロコロ転がすのがクセになる♪
初収録作品が多い、という意義
フジテレビ版(玄田哲章版)も入ってます
100金のスプレーの方が…
予想通りの商品で満足です。
通販なので・・・
「都市の遊歩者」への供物
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図と表を多用しているため十分わかりやすい書籍と思われます
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amazon様へ
手軽で確実なテント式
ゲーム内ではわからなかった設定も見られて満足
ダミーカバーとして文句なし
番手が微妙。
ホールド感は全くない。
機能性を無視してでもデザインが好きな人向け
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