猫好きにはたまらない国芳と出会えます
猫が歌川国芳にいかに愛されたのがよくわかる作品集でした。

国芳は猫好きで10数匹を飼っていたというほどで、
本書も猫のオンパレードと言った様相が展開してありました。
『書名に偽りなし』と思うほどの掲載量でした。
それほど多く描いたというわけですが。


本書の構成は見開き2ページで1つの作品を掲載し、
オールカラーで並べています。
掲載作品の発色も良く、
日本語の解説と欧文が載っていました。
世界の人に国芳の描いた猫が愛されれば良いと願っています。

188ページ以降に掲載作品リストがあり、
国立国会図書館、
ボストン美術館、
東京国立博物館、
平木浮世絵美術館、
東京都江戸東京博物館などの所蔵も散見しますが、
ほとんどは個人蔵でした。
保存状態の良い作品群と出会えます。


著者は江戸時代絵画史を専門とする府中市美術館学芸員の金子信久氏です。
186ページに「武者絵で名をあげた画家だからか、
猫の絵は、
少々軽く扱われているのではないだろうか。
『武者絵か、
猫の絵か』。
国芳の真骨頂を、
そんな風に論じ合ってもよいくらいだと思うのである。
」と結論付けていました。
そうかもしれません。


第1章の「ねこ、
ややこしくも愛おしい家族」では、
可愛らしい猫の生態を上手く錦絵に取り入れた作品群が並びます。
それだけで猫好きにはたまりません。
本書の中核をなす章でしょう。
各作品の構図の中にしっかりと猫の存在が確認できますし、
大切なアクセントとして、
また主題として描かれています。


第2章の「国芳の『ねこ』以外のお仕事」では、
代表作とも言える「讃岐院がつかわした巨大な魚が為朝を救っている図」が90ページに掲載してありました。
構図や主題も珍しく風変わりなものでしたが、
これこそ国芳の真骨頂とも言える奇想の画風でしょう。
現代のポップアートや漫画に続くような系譜の創始ともいえる浮世絵師だと評価しています。


なお、
美術館で対面して個人的に惹かれている大判の作品「日本駄右エ門猫之古事」は掲載してありませんでした。
猫を主題に扱いながらも、
現代でも奇抜な構図を持つ作品ですから、
新たな国芳ファンを作る意味でも掲載して欲しかったと思いました。

しおりの先にも猫がついており、
遊び心も満載です。
ねこと国芳

その他の感想

何ら問題なし
満足のいく商品でした。
念願のフラットタイプで満足です
着やせ効果抜群!
波乱の人生を送った女性「エル」とエルを一途に思う「オヴェス」の感動ストーリー。長文ですすみません。
アンケートハガキに注意
ちょっと暖房が欲しい時に最高です。
アレルギーの方におすすめ
場所の浄化
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これは安いですね!!
Amazon.comで購入しました
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とてもおのしろい!!
絵と動詞がぴったり
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hana
6歳の子供と登山を始めるために購入
少しキツイ。自分の頭の大きさに涙する。
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