ヨーロッパの近代はヴェネツィアの出版から始まった
書物や出版に関心のある読者にはこたえられない本だろう。
すでにいろいろ紹介もある著名なアルド・マヌーツィオの後を継いだトッレザーニという出版人をめぐる物語。
カスティリオーネの『宮廷人』の刊行を糸口に話が組み立てられているが、
(作品の邦訳があるものだけ挙げても)『アソロの人々』のピエトロ・ベンボや『狂えるオルランド』のアリオスト、
あるいはサンナッザーロや、
『東方見聞録』を出版したラムーシオ、
さらにはあのエラスムスまで、
綺羅星のごときルネサンスの文化人(ただし職業や地位はさまざま)が登場する。
この時期のヴェネツィアの出版というものが、
その後のヨーロッパ文化に変革をもたらす巨大な渦巻きだったことがよくわかる。
なかでも、
本書の主人公の一人である、
『宮廷人』の校正者(編集者)のヴァリエールという存在が実におもしろい。
この不思議な男を歴史の闇から蘇らせる形で物語は展開していくのだが、
いやはやこれが実在した人物だとは、
なんという時代だろう(これから読む人の興を殺がないよう、
ここでは詳しく書かない)。
ともかく、
本書はフィクションではなく、
すべて史実に基づきながら、
大小の糸を巧みに織り合わせることで、
ドラマチックな図柄のあるみごとなタペストリーに仕上げられている。
プロの編む技を堪能させてくれる、
そんな一冊である。
ちなみに翻訳の「手触り」もよく、
読みやすい。
書物の夢、印刷の旅 -ルネサンス期出版文化の富と虚栄-

その他の感想

純正品と比較して:
基本ロジックの紹介
毎日の着替えの持ち運びに
コードを食べる
否定的な意見が多いようですが・・・・・・
英文で、読んでみたかった。
マグネットテープ グリーン
こちらを2個買った方が、なぜか10枚パックより安くなる
ふつうだね
2個入りは助かります
香道入門
分かりやすく読みやすいです。
ジン・カルチャーがよくわかる本
綺麗な色でした!
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著者と二人三脚で統計学!
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とてもすっきり
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100mの性能は確認できないが・・・
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2台目です。
経営戦略論の体系的理解には最適な本である
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