値段の割には良質

見た目は滑らかなレザー調の生地ですが、
手触りは合皮そのもの。

ゴワゴワして硬めです。

このあたりはお値段なりという感じ。


ただ、
外側の生地や縫製など非常に丁寧に作られている、

しっかりしたバッグなので、
値段の割には良質だと思います。

アイボリーの糸で施されたステッチがアクセントになり
きつくなりがちなブラックのバッグを、
やさしい雰囲気にしてくれます。


内布は付録にありそうな安いポリエステル生地で、

物の出し入れの際に、
シャリシャリと音が気になります。

内布は、
バッグ本体にきちんと貼りつけられているわけではなく、

そのために、
１つの物を取り出そうとすれば布が一緒に引っ張られ、

内布が飛び出そうになったり、
中に入れてある物がズレたりする現象勃発。

これが意外にストレスです。

内布を手で押さえながら出し入れする癖が、
無意識についてしまいました。


底が広くなっている台形バッグは安定感があり
ひょいと床に置いた時に、
簡単に自立してくれて便利です。

安価なのに、
ちゃんと底に鋲が５点あるのも嬉しいところ。


その反面、
Ａ４ファイルや資料の出し入れの際に口が狭くて
ファスナー部分に、
ファイルの角が引っかかるのが気になります。

これは台形ならではの欠点ですね。

薄い資料や冊子であれば、
クリアファイルに入れて出し入れしないと
たちまち角が折れたり傷ついたりしやすいです。


見た目以上に物がたっぷり入りますし、
マグネット開閉の収納部と
ファスナー開閉の収納部と２層になっているのが便利です。

ただ、
マグネットの合わさり具合が少しぎこちなく
片手で簡単にパチンと留まらないことも。

微妙にズレるため、
３回に１回は片手で留まるけど
そのうち２回は意識して合わせないとマグネットが留まりません。


やはり本革の方が良いと思ったのは、
肩掛けした際に痛感。

持ち手部分が合皮ならではの硬さと滑りやすさのため、

うまく肩に留まりません。