簡易混合器として使用。付属ケーブルは要注意。

最近アンテナが倒壊したお宅があって、
出来る限り安価で復旧を依頼され、
この製品を購入しました。

分波器だけではなくてBS/地デジの簡易混合器として、
接続を逆にして使っています。


付属ケーブルが白くて端子が金メッキなので高級そうに見えますが、
これがくせ者です。

地デジは問題ありません。
BSは受信出来ますが、
CS放送では受信レベルが軒並みレッドゾーンに突入。

手元にあった端数のS-5C-FBの同軸ケーブルとF型接栓でケーブルを自作して交換したら、
ちゃんとCSも安定しました。

BS/CSとラベルが貼ってあるケーブルも地上波用のケーブルも中身は同一です。
ラベルは単なる接続の目安です。


このケーブルを切断、
解体すると、
網の密度が非常に薄いスカスカな錫メッキの網線というより、
すだれ線。

それと針金のようにか細い銅の芯線が出てきます。
アルミ被覆はありますが、
絶縁体が4Cのポリエチレン。

4C-2Bとでもいうべき編成です。
4C-2Vより劣る材質なので、
CS放送の高周波数の伝達は無理だったのでしょう。


110°CSを楽しみたい場合は、
分波器自体は使えますが、
付属のケーブルは高周波数対応ケーブルに替えたほうが
絶対にいいです。
地デジとBSデジタルのみの場合はそんなに問題にならないと思います。

付属ケーブルの質で大きく損をしているので星４つ。