『21世紀の資本』への賛否両論を併せ読むことで、同書への理解が深まる
トマ・ピケティ『21世紀の資本』が世界的なベストセラーになるや否や、
「ピケティ本」が続出している。
著者自身による解説本『トマ・ピケティの新・資本論』(日経BP社)も刊行されている。
本書の特徴は、
大著『21世紀の資本』に対する賛否両論の論考を編集しており、
これらの論考の視点をたどることにより読者自らが『21世紀の資本』の理解を深められることである。


本書の冒頭には、
ピケティへのインタビュー2本がある。
マルクスはほとんど読んでおらず、
あまり影響されていないと断言し、
一方ではクズネッツの研究を多くの国の長期データに適用する試みが自らの研究の核心である、
と断言していることが興味深い。
『21世紀の資本』に対する左派からの主な批判についても問い掛けられている。
ピケティの資本の捉え方が「正統派経済学」に近く、
基本的には資産とその相対価格を足し算するという大雑把なものである、
という批判である。
これに対してピケティはインタビューの中で、
資本の多次元性を常に考慮して資産の市場価値の評価を行っており、
評価方法の違いを考慮しても格差の根本原因である「資本の収益率r」>「経済成長率g」の不等式が成り立つ、
と弁明している。


本書の中で、
リベラル派と見られる経済学者たち(クルーグマン、
浜矩子、
橘木俊詔、
伊藤誠ら)は概ね『21世紀の資本』を高く評価している。
特に従来の格差経済学がもっぱらジニ係数や貧困率に着目していたのに対して、
『21世紀の資本』は富の動向と経済成長率の関係に絞って分析を行ったことを評価する。
ただし、
裏腹に、
非正規労働と貧困などの労働問題の分析がほとんどないことが残念であるが、
これは別の大テーマであるとする。
関連の論考として、
資本主義の表向きの「看板」ともいえる「メリトクラシー」(実力主義)が形骸化され、
世襲資本主義と化したことへの警告を深刻に読み取るべきとするもの(堀茂樹)が興味深い。
現代思想 2015年1月臨時増刊号◎ピケティ 『21世紀の資本』を読む -格差と貧困の新理論-

その他の感想

大した楽曲ですよコレは。
面白すぎる対談式宗教入門
頑丈,ただ重く大きい
表紙はリバーシブル
いいですけど
3人の頭のいいおじさん達
誕生日祝い用に購入
結婚式用に購入しました
部下の育て方が実践的に分かる本
マンネリ化
情報商材買うよりはマシ
いままでほしかったけどなかった本です
マンガではないのでご注意を
嗚呼無常、第一部-第五部
使えなかった。
ジャンガリアンハムスターに使っています
水遊びだけじゃなく、普段履きにも使えそうです
元K-1戦士!子安慎悟さんが表紙!!
反射防止に購入しました。
このシューズも履きやすい。
順序が大事?
ハワイ
それなりの内容
手軽なスキバサミ
取換がシンプルでインクのでも良好です。
特典なくても良かったですが
文句無しに美味しい!
"I long to be homeward bound" Simon and Garfunkel
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