stataを利用して実証分析をする人へ

stataの基本的な利用方法から、
データ整理、
クロスセクション分析、
パネル分析
時系列分析、
シュミレーション等幅広くカバーししています。


ですが、
初めてstataを利用する人には少しハードルが高いかもしれないので、

松浦寿幸の「Stataによるデータ分析入門」などを読んでからこちらを読むと、

さらに理解が進むと思います。


各章では、
簡単な理論の解説とその理論を使って実際のデータを動かしながら
コマンドの解説を行うので、
マスターしやすくなっています。


一つ注意点として理論の解説にはそれほど踏み込んでいないので、
GreeneやHayashiなどで
分からないところは参照したほうがいいです。


このように、
理論とstataの基本を理解している人がこの本を読むことで、

より深い実証分析ができるのではないかと思います。


星を一つだけ減点させた理由は、
少し込み入った話になると説明を省略していたり、

ユーザーコマンドに逃げていたりするので、
このような点もしっかり説明が欲しかったからです。


ですが普通に実証分析をする分には、
本書に掲載されているコマンドが分かれば十分だと思うので
理論書と一緒にこの本を持っていて損はないと思います。