シャベール警視の描き方が秀逸で、深みのあるものに。
これまでも何度も映画化された名作ものですが、
最新作のこの作品は一味違ったより深みのあるものになっているような気がします。
それはまずキャスティングにあるのでは。
ジャン・バルジャンを演じるレーアム・ニーソンも好演でしたが、
長年の宿敵、
シャベール警視の人間像の描き方に感銘を受けました。
この映画だけでも、
すでに3度見ていますが、
病的なまでに執拗で、
法に厳格なシャベールは軽犯罪でも過剰なまでに憎みます。
20年近い刑期を終え、
仮釈放されたジャン・バルジャンをさらに10年以上も執念深く追いかけ、
その追求の度、
ジャンバルジャンは逃げざるをえなくなるのですが、
なぜ、
かくも執拗なのか。
それはシャベールの出自が大きく影響しているのでしょう。
彼は娼婦の子です。
彼もそれを隠しません。
だからこそ、
異常なまでに犯罪を憎み、
ジャン・バルジャンを追い詰めるのでしょう。
19世紀はじめから、
中期に至るまでの30年間の時代、
最後は舞台をパリに移し、
パリ・コンミューン時、
長年の二人の奇妙な関係に終止符が打たれますが、
その経過の中で、
シャベールは徐々にジャン・バルジャンの人間性に心を惹かれ、
いったん逮捕した後、
釈放し、
自ら手錠を自分にかけ、
なんともいえぬ顔をしてセーヌの川に身を投じます。
このあたりのジェフリー・アッシュの演技には心を打たれます。
名演でしょう。
本当に上手い俳優です。
だから何度も見るのでしょう。
シャベールを残酷な警察官として描くのではなく、
彼も悲しい過去をもつ一人の人間として描いていることに魅力を感じたのだと思います。
映画の後半では、
シャベールの方に感情移入する自分を感じました。
それとコゼットの母親役を演じた薄幸な女性を演じたユマ・サーマンが美しく、
印象的でした。
いい映画です。
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