購入すべき価値のある名著
 犯罪心理学や専門分野でも参考文献として扱われることもある詐欺や悪ふざけを扱った網羅的一冊であり、
商品を変えて連綿と続く古典的な詐欺や、
マリーアントワネットの首飾り事件や南海バブルなどの歴史的な事件、
騙された人の自業自得とも思えるような偽札製造機詐欺、
そして、
くだらないユーモア精神のみでなされるセンス抜群の悪ふざけなど、
ジョーカー伝としても秀逸である。

 
 個人的には、
いたずらに異様な情熱をささげる悪ふざけマニアの情報が楽しかった。
友達の結婚式に「あんなに愛し合っていたのに!」と号泣しながら新郎に抱きつかせるためだけに女優を雇い1ヶ月の演技指導までした愛すべきバカ者をはじめ、
そこまでやるかという情熱的な仕事ぶりは実に感動的。


 また、
詐欺の手口には陳腐なものから巧妙なものまで大量に紹介されているが、
なかには痛快なものもあり、
芸術と呼べるほどエレガントな詐欺がある。
なにせ倒産した印刷所で、
既存の雑誌に出ている人物の写真を自分に差替えた版をつくってしまい、
図書館にある本物とすり替え、
投資家に対して「注目のやり手」が自分であることを信じさせるという壮大な詐欺さえあるのだから!心の底から驚嘆する。


 次いで気にいったのは「生真面目な女性」の詐欺で、
生真面目すぎて笑ったことがないという女性を笑わせたら賞金が出るという出し物だが、
実は顔面麻痺のために表情が作れず、
絶対に笑わないわけである。
そして参加費や観衆からの見物量で大もうけという話。
(残酷だと思う?違う、
むしろ哀れんで、
実質上の腫れ物扱いをする方が、
自尊心を傷つける場合もあるということを知ろう)
 他にも、
贋作者シリーズもたまらなく面白いものが多い。
19歳にして「シェークスピアの失われた戯曲」を書き上げた天才や、
私が気になっていた稀代の贋作者メーヘレンの紹介など、
特殊な才能を持った個人の話は、
それだけで個別に本を読みたくなるほど魅力的である。


 そして、
詐欺の手口を学ぶことで、
それなりに護身の役にもたつものであり、
以上の内容に好奇心を刺激されたならば、
ぜひ購入する価値がある。
値段がちと高いのが難点だが、
情報量としては相当なもので、
けっして割高ということはない。
Hoaxes and Scams: A Compendium of Deceptions, Ruses and Swindles

その他の感想

上級者向け? いくらなんでも固有名詞が多すぎる。
カフェインあり!
色もいい!
結構立派です。
値段の割に○
おいしく作れます
メーカーの姿勢
ピンク多め♡
伝奇SFのパイオニア
お値段以上!
タイムスタンプが付いている
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