ケイジアンの大罪
 1970年代にアメリカの経済政策を批判した本ですが、
内容は現代の日本でも十分に通じます。
ケインズの経済に対する考え方は、
今日のような民主政治制度を土台としたものではなく、
またもう少し存命であればその問題点を修正できたのでしょうが、
ケインズの死後、
その教えを受けたり影響を受けたケイジアンによって、
財政は黒字でなくとも均衡させなければならないという大原則が否定される結果となり今日に至っているのです。

 著者も絶対に赤字財政はダメだとまではしていませんが、
やむを得ず赤字となった場合はその償還を急ぐべきだとしています。
ケイジアンのように国債発行に依存するのは、
予算の無駄遣いであり将来への負担押し付けだと批判しています。
国の借金についても、
個人の借金と比べ返済責任の所在が曖昧であるとしています。

 いつまでも赤字を垂れ流しながら、
「すぐに返せる」「出来た時に返せばいい」「今度こそ返せる」といっただらしないバクチ好きのような発想を政治の政界に広めたケイジアンの罪は大きいのです。
最後に財政均衡を(アメリカの)憲法で明記するよう提案されているのですが、
それは日本にも必要だと強く感じます。

 日本にもケイジアンを名乗る人は多くおり、
中には「紙幣を発行して国民に配り景気回復させよ!」という馬鹿げた提案をする人もいたりするのですが、
もう一度、
赤字を垂れ流し続けるのが正しい事なのかを考え直してもらいたいと思います。
ケイジアンのように国債を刷り続けても、
ピケティのように金持ちに増税しても、
物事は前に進みません。
赤字財政の拡大により、
インフレが起き、
その為に物価が上昇し賃金が下がり、
その対策として政府が権限を強化し、
また赤字を拡大させるという悪循環を断たねばなりません。

 
日経BPクラシックス 赤字の民主主義 ケインズが遺したもの

その他の感想

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