日本の生んだヘレニストによる大著
新約聖書ギリシア語小事典の編者でもあり、
アテネ大学の言語学教室で研鑽された、
織田昭氏によって執筆された1000ページにも及ぶ大著。
邦文で書かれたギリシア語文法書で、
これほど詳しいものは嘗て存在したことがなかった。


内容は、
既存の文法書とは異なり、
これでもか、
とうくらいに懇切丁寧な説明が施されている。
たとえば一見不規則に見える動詞の変化の背景が歴史的に詳述されていたり、
音韻論、
語形論が、
歴史的背景に加えて、
他の言語との関わりにおいても説明されている。
とりわけ統語法の論文は、
これだけでも独立した書籍となり得るくらいに質が高い。


既存の文法書は「独習書」というよりは教室における「教師向け」或いは「教師付き生徒用」の教科書と云った向きがあり、
大方のギリシア語学習者にとっては不便なものであった。
だがこの文法書は、
初級者から上級者までもが自分のペースで、
挫折せずに学べるように工夫されている。
たとえば、
初級者や中級者には専門的でややこしい説明は各セクションの後半に設けられている注に入れられている。


もう一つの特徴は練習問題の多さである。
独習者は練習問題をこなしながら、
各単元の習熟度をチェックできる。
また、
希和訳の問題だけではなく、
和希訳の問題もあるので、
ギリシア語から日本語への一方的思考だけではなく、
日本語からギリシア語を考えるトレーニングもできる。
この訓練により、
邦訳聖書を読みながらギリシア語原典のニュアンスを類推する癖と力量が培われるであろう。


なお、
ロバートソンにも引けを取らない学術的大著であるが、
織田氏の文法書は、
ユーモアに溢れた、
物語調のギリシア語の歴史話から始まり、
誰もが世紀を通じて話され続けてきたギリシア語の躍動感を感じ、
自然と、
今尚生きている「新約聖書のギリシア語世界」に入っていけるように配慮されている。
学習者は著者のユーモアセンスを、
込み入った説明の中にも随所で発見するであろう。
新約聖書のギリシア語文法

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