筒井先生、ありがとう
ミリオンセラーを記録した『バカの壁』(養老孟司)。
発売当時に読んだが、
いま内容をまるで覚えていない。
いや、
じつは当時も「バカの壁」とは何なのかわからなかった。
いったいあれは何だったのか。
その理解を遮っていたものこそが私のバカの壁なのか。

で、
筒井康隆先生の『アホの壁』である。
書店の店頭で本書を見つけて快哉を叫んだ。
「これだ、
私が読むべきはこっちなのだ!」と。
帯にも書いてある。
「人間は、
考えるアホである。
」と。
「その通りです。
私がそのアホです」。
その見事な惹句の横に置かれたスリーピースをビシッと着こなした筒井先生の写真が「そうだ、
お前のようなアホのために書いたのだ」と言っているようだった。

しかし、
はっきり言って後半はつまらない。
先生お得意の心理学などの学問的知識がばらまかれているだけ。

非常によく理解できたのは、
第1章「人はなぜアホなことを言うのか」。
この章だけでも読んでよかったと思える。

ここでいう「アホなこと」とは、
「つまらない物言い」のこと。

「会議や談笑の席で、
話の流れを無視して、
突然まったく無関係な話や、
人の話の些細なひと言に反応してつまらない話を始める人がいる。
それがつまらない話であることは自分でもわかっているのだが、
どうしようもなく話してしまう」という文章はよーくわかる。
人を見ていてもわかるが、
自分がそんな発言をまますることがあることもわかっている。

そんな「言うべきではないと思いつつも、
それを言ってしまうというアホな行為」はどうしたら避けられるか。
その答えを筒井先生が書いていたかどうか忘れたが、
自分でわかった。

黙っていることなのである。

アホはアホなりに、
アホなことを言いそうな自分がいることに気づく。
そのときに言葉を飲み込んで、
相槌を打つだけにするのである。
人の発言に関連して自分の知識をつい披瀝したくなったときにも、
「なるほど、
そうですね」と言うだけで黙り込む。
カミサンの意図不明の挑発的発言にも「そうかもしれないね」と言うだけで黙り込む。
これしか、
自分のアホをさらけだして後悔するという流れを止める術はない。

実際にそうできるのかと言えば、
できるんですね。
意外と。
最近、
カミサンからつまらないことを言われてもその作戦で、
夫婦げんかを避けている。
アホの壁 (新潮新書)

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