バイナリの本というよりはセキュリティの本

バイナリの知識を使ってセキュリティを考える本に思えました。

全体的にそれほど深く突っ込んだ内容ではありません。

技術の紹介程度に思った方が良いと思われます。

本書で紹介されている技術やアプリケーションは以下の通りです（抜けがあるかもしれません）。


　P22 Stirling (バイナリエディタ)
　P22 BZEditor (バイナリエディタ)
　P24 IDA (分析用逆アセンブラ)
　P31 ProcessMonitor (プロセス状態、
システムコールログ)
　P35 OllyDbg (逆アセンブラ、
デバッガ)
　P72 うさみみハリケーン (プロセスメモリエディタ)
　P81 ワトソン博士 (デバッガ)
　P88 WinDbg (ダンプファイル解析用デバッガ)
　P94 devkitPro (ゲーム機の解析サイト)
　P95 Javaデコンパイラ (JAVAの逆コンパイラ)
　P103 難読化に関する論文
　P104 UPX (難読化に使うパッカー)
　P104 ASPack (難読化に使うパッカー)
　P125 バッファオーバーフロー (ハック技術)
　P160 ASLR (アプリをロードするアドレスをランダムに決定する技術)
　P164 Exec-Shield (実行コード以外に実行権を与えない技術)
　P165 StackGuard (スタックの破壊を検出する技術)
　P168 Return-into-libc (ハック技術)
　P171 ROP (ハック技術)
　P192 DLLインジェクション (ハック技術)
　P211 関数インジェクション (ハック技術)
　P216 APIフック (ハック技術)
　P225 Metasploit Framework (攻撃コード作成用Rubyスクリプト)
　P238 EMET (脆弱性緩和ツール)
　P238 BlueHat Prize (セキュリティ技術のコンテスト)
　P240 ROPGuard