ていねいに、やさしく肝臓病を解説した良書
 本書は、
まず「第1章 肝臓病になってしまったら」(約30ページ)で、
みずから薬剤性の急性肝炎になった経験から話を始めて、
検査数値(ASTやALTなど)の見方や病院のかかり方について書いています。

 次に、
「第2章 肝臓は何をしている?」(約15ページ)では、
肝臓の仕組みや働きについて簡単にふれています。

 そして、
「第3章 肝臓病を知る」(約10ページ)、
「第4章 ウイルス性肝炎」(約60ページ)、
「第5章 肝炎が進行すると」(約40ページ)では、
「急性肝炎と劇症肝炎」「慢性肝炎」「肝硬変」「肝がん」というように、
長年かけて進行していく肝臓病の推移をていねいに説明しています。
とりわけ、
第4章には比較的多くのページ数を割いており、
代表的な「A型」「B型」「C型」等のウイルス別に病気の特徴と治療法を記述しています。

 最後の「第6章 他にもある肝臓の病気」(約50ページ)では、
ウイルス性肝炎以外の病態として「アルコール性肝障害」「脂肪肝」「薬剤性肝障害」などが説明されています。


 本書には、
肝臓病が進行していく状況や治療法や注意点がていねいに書かれており、
肝臓病全般についてバランスよく理解できます。
(たとえ理解困難な部分が出てきてもあきらめる必要はありません。
ていねいに解説していますので、
わからない部分を少し飛ばしても全体の流れはとてもよくわかるように工夫して書かれています。

 また、
この本を読むと、
肝臓病の治療方法はこの何十年かの間に本当に進歩してきたことがよくわかります。

 なお、
私の場合は、
無意識に「酒と肝臓の関係」の本と思い込んで本書を読みましたが、
直接、
飲酒と肝臓について書かれた部分はほんの少しです。
しかし、
基本をていねいに解説していますので、
私のような読者にとってもたいへん参考になる本でした。


 本書のように、
ていねいな解説がなされバランスのある本は、
最近、
粗製乱造ぎみの新書が多い中で本当に評価に値するものと思います。
地味な本ですが、
お勧めできる良書です。
肝臓病――治る時代の基礎知識 (岩波新書)

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