値段は高いですがハードカバーをお勧めいたします。

「インターステラー」はSF映画ですが
人間ドラマの部分で大変感動しました。

ノーラン監督が安易なCGではなく
現物を実際に作り、
役者もその中に入って演技させる
拘りがあるから、
一見ブっ飛んだ世界観もリアルに見る事が出来ました。

本書は残念ながら英語版しかありませんが
撮影風景や画面設計のラフなどを綺麗な写真で見る事が出来ます。


劇中出て来るTARSのカラーバリエーションや
ラフスケッチも数多くはないですが
パンフにもあまり出ていないので貴重だと思いますし
オープンセットを使った実際に砂嵐（砂は身体に安全な繊維を使ったそうですが）
湖面に実際に着陸線を設置して撮影
無重力移動も「インセプション」でやったような
ケーブルで役者をセット内に吊ったり
グリーンバック撮影になりそうなシーンも
リアルタイムで動くスクリーンの前で撮影など
工夫をこらし、
時にはこっけいに見える撮影の裏側を楽しめます。


ややインクの乾きが落ちつく前に製本されたからか
くっつきはしませんでしたが、
ページによって
パリパリはがれる感じは不安になりましたが。


ネット上や、
Kindleで簡単かつ安価で見る事も出来ますが
「インターステラー」のキーの1つ「安易なIT（コンビューター）より本」
を思うと、
作品に共感できた方は是非本で…と個人的にお薦めいたします。