人類の<運ぶ>という能力に注目して、ヒトを考えた、ユニークな視点の本です!!
 アフリカで生まれ、
直立二本足歩行を始めた人類は、
その空いた手でモノを運び、
世界に居所を広げていきました。

 そして、
直立することで、
大きな脳を支えることができるようになり、
それと同時に、
声帯が下がり、
口腔の構音器官が多様化され、
 
 分節された発声が可能になりました。
そこで本書の著者、
川田さんは、
先人にならって、

 人類ををホモ・ポルターンス(Homo Portans)と呼んでいます。

 端的に言うと、
本書は人類の<運ぶ>という能力に注目し、
ヒトを考えたユニークな視点のものです。

 川田さんは、
著名な文化人類学者ですが、
今まで色んな問題を考えるのに使ってきた、
」文化の三角測量」、
すなわち、

 地理的にも文化的にも著しく隔たり、
直接の影響関係が全くないか、
あるいはほとんどない、
旧モシ王国(アフリカ)、
フランス、

 そして、
日本を比較検討しています。

 そして、
アフリカの人は、
四肢、
とくに前腕と下肢が体躯と比較し長く、
骨盤が前傾しているというという特徴から、
頭上運搬が多くみられ、
  フランスでは、
肩から背の上部で支える、
重心の高い背負い具、
前腕を曲げてさげるアーチ形のは把手のついた籠、

 腰で支え前にまわす物売り籠、
による運搬が見られ、
日本人(モンゴロイド)は、
体躯に比べ相対的に四肢が短いため、
前頭帯運搬、

 天秤棒による運搬が特徴的である、
という結論を導き出しています。
そして、
お話は、
履物、
技術文化、

 エスニックとグローバル化、
へと進んでいきます。

 前半に比べ後半は、
少し議論が散漫化しているように感じましたが、
著者の言うとおり、
運ぶという能力に注目し、

 ヒトそして、
文化を考えた非常にユニークな考え方の本で、
興味深く読ませてもらいました。

 
 
〈運ぶヒト〉の人類学 (岩波新書)

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