「恋愛の人」のイメージを覆すリアルで辛口な人生論
 私は、
「ゲーテ=恋愛で悩む本の人」くらいの認識しか今までなかった。
そんな程度の人間でもぐんぐん読める読みやすい本だった。
が、
中身は深く重い。


「人生論」とのタイトルの通り、
本当に人生における様々な場面に当てはまるアドバイス。
それは家庭内でも、
仕事でも、
社会でも、
どこででも。
例えば「自分は自由だと宣言したとたん、
身の回りの不自由が見えてくる」などのパラドックスのように、
自由に限らず様々なことに当てはまることなど・・・。


 またこの本は、
ゲーテの言葉だけで終わらずに解説があるので、
決して言葉遊びでは終わらない。
私はせっかく昔の偉大な哲学者の言葉などを読んでも「はいはい、
偉い偉い」「うまいこと言ったね」なんてひねくれた考えをすぐ持ってしまう悪い癖があるのだが、
この本はゲーテの言葉のあとに説得力のある解説が続くので、
そういうひねくれた部分が顔を出す前に素直に納得してしまった。


 ゲーテ自体が辛口な上に、
編著者が非常に辛口なので、
逆にわかりやすい。
きれいごとや優しい言い方でオブラートに包んだ人生論など何も伝わってこない。
しかし「これはストレートすぎやしないか?」とまで思うようなこの本の書き方はとてもいさぎよく回りくどくなく、
すっと理解できた。


 日本の有名な作家たちがゲーテを称賛していたというのを読み、
今まで「ああ、
明治の人恋愛小説好きだもんね」と思っていたのだが、
どうもそうでもなかったんだな、
と感覚の部分でやっとわかった。
ゲーテの宗教観というのが非常に日本人と親和性があるのだなと。
もちろんいくらゲーテを知らないといっても、
ゲーテとキリスト教の様々な研究があることくらいは知っている。
しかし、
そういう難しいものではなく、
宗教観に基づく思想というか、
言葉にあらわしにくい何かが、
多分日本人の感性に近いんだなと、
肌でわかったような気がする。

 
 帯にあった「言葉のエネルギー」とあったが、
まさに短い言葉に何かが宿っている。
日本人的な発想。
言霊。
それが伝わった、
面白い本だった。
超人ゲーテの人生論

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