タイトルに誇張、偽りなし。

会計書のなかには「入門」「サルでもわかる」「図解」など容易さを売りにした書籍は
溢れているが読んでみると伝える内容が理解できるポイントまで薄まっていることが多い。

本書は会計を知る上で理解すべき本質のみに絞って、
内容を薄めることなくまとめている
良書だと感じた。
経営者の視点でとして会計を学びたい読者にお勧めである。


「経理と会計の違いは？」
「公認会計士と税理士の違いは？」
「財務会計と管理会計の違いは？」
「収入と支出、
収益と費用の違いは？」
「キャッシュフローと損益計算書の違いは？」

どの言葉も知っていたし、
うすうすは理解していたが
聞かれると即答できなかった。
本書ではその違いだけでなく
なぜ二つが必要なのか、
またそれぞれの活用方法まで包括的に
整理されており、
頭の交通整理ができた。


実学書であり、
入門書であり、
経営が見える会計を
教えてくれるタイトルどおりの一冊でした。