進化の問題を考える上での重要なポイントと科学の素晴らしさを、易しく解説している
英国王立研究所で、
電磁気学・電気化学の研究で有名なマイケル・ファラデーが1825年に始めた“クリスマス・レクチャー”において、
現在最も注目される進化生物学者のひとりリチャード・ドーキンスが『宇宙で成長する』と題して、
1991年から5回に亘って行ったレクチャーの内容を編集・邦訳したもの。

ドーキンスは、
ダーウィンの思想的後継者とも言われる学者であるが、
本レクチャーの中で、
様々な実験・実例を使って、
進化の問題を考える上で最も重要な以下のようなポイントについて、
易しく見事に説明している。

◆現存する生物の進化のためには長い時間が必要であったが、
人間にその長さがイメージできないだけで、
実際にはそれに十分な時間が存在していたこと。

◆(神が世界を創造したと考える)「創造説」論者が、
「神こそがデザインした」と言うようなデザインの生物(瓶のような食虫植物や小枝と見間違うようなナナフシ等)こそ、
ダーウィンの「自然選択」という考え方で説明可能であること。

◆「創造説」論者が、
「進化途中の中途半端な状態では役に立たない」と言う眼や翼のような機能でも、
無いよりはあったほうが生存競争には有利であり、
進化とは長い時間の中で幸運を僅かずつ積み重ねて、
不可能と思われた山に登るのと同じであること。

また、
本レクチャーのテーマである「宇宙で成長する」とは「権威や伝統や個人的な啓示ではなく、
証拠とオープンな議論とに基づいた、
しっかりした科学的な宇宙観というものに移行していくということを意味する。
・・・「超自然的な解説」というものに逃げてしまわずに、
実際宇宙がどのようになっているかを知ろうと地道に努力を積み重ねていくことを意味する」と言い、
今我々が存在するこの世界が如何に驚くべき素晴らしい事実に満ち溢れているか、
そしてその美しさを詳らかにするのが科学の力であることを繰り返し語っている。

訳者はあとがきで「ドーキンスの著作のエッセンスが網羅されているので、
彼の世界への入門としても格好の書」とも述べている。

進化論の世界を実感として捉えられる良書。

(2015年1月了)
進化とは何か:ドーキンス博士の特別講義 (ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス)

その他の感想

他社のケーブルと材質がチョット異なっているのが面白い。
経営者の視点でかかれた判例集として最適
値段が違いすぎる!
思い込むのが肝心かと。
ポータブルナビの貼りあと対策に使えると聞いて
十分な性能ですが、値段が高いです
源泉税の納付書に使っています
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重い…でも、怖いもの見たさで読んでしまった…。
かなり、感慨深いものがありました。
これはキツイ
これは腹筋に効きます。
使いやすく良かったです。
ゲームの序盤がしっかりと描かれていました。
自分のご褒美
内容量が増えてる!
100個でも充分使い道あり!
デジタルチューナーがよい
デザインと機能性、まあまあ合格。
春眠の時期にはつらいほどの面白さ
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