むずかしい理論を分かりやすく解説した後で地獄に落とす
 欲望の渦巻く街、
新宿歌舞伎町裏の雑居ビルの一室。
悪玖夢三太郎(あくむみたろう)博士の研究所がありました。

 70年間かけてあらゆる学問の精髄を極めた悪玖夢博士は、
その学識を総動員して、
民衆救済のために無料相談を開始しました。


 借金返済に困ったフリーター、
八方ふさがりの暴力団員、
イジメに悩む小学生、
マルチ商法の商品を売りつけようとするセールスマン、
等々。

 人々が手にしているのは、

  「相談無料。
地獄を見たら悪玖夢へ」
と書いたチラシです。


 相談を受けた悪玖夢博士は、
第一級の理論を駆使して問題を見極め、
凡人の思いもよらない処方箋を渡してくれます。


 脳天気な博士の助手が登場し、
処方箋の通り依頼人を助けてくれるはずが、
事態は悪化する一方で……。


 おもしろい! この設定!

 本書は、
笑いながら背筋が寒くなるジャンルの小説です。
マンガで言うなら、
青木ゆうじの『ナニワ金融道』のえげつなさと藤子不二雄Aの『笑ゥせぇるすまん』のブラックユーモアを足して2で割ったようなお話です。

 かといって、
決して二番煎じではなく、
喪黒福造ならぬ悪玖夢博士が相談者に示す経済理論が何より秀逸です。


 たとえば、
借金返済の相談にきた青年は、
持っている現金を出すように言われ最後の千円札を出したところ、
博士が千円札をズボンのポケットに入れてしまいました。

「てめえ、
このジジイ、
ざけんじゃねえぞ!」と怒った青年に向かい、
博士は「素晴らしい!」と褒めました。

 博士の説明によると、
現代経済学の最先端である行動経済学の本質を、
青年がわずかな時間に会得したのが素晴らしいことなのです。

 博士が要約してくれたのは、

  「得するときの嬉しさよりも損するときの悔しさを
   はるかに大きく感じる」
ということでした。


 行動経済学も、
こんなふうに解説してくれると、
簡単そうに感じるから不思議です。
亜玖夢博士の経済入門 (文春文庫)

その他の感想

日本の医療系学会が出している数少ない、まさに「科学的根拠に基づく・・・」シリーズの一つ
慣れが必要かもです。
使い心地は悪くないが・・・
【おすすめ】アウトドア転用用途で ミリタリーユース故にディテールがしっかりしています。
サリンジャー・ワールド
「世界には学校に行きたくても行けない子が」
サイバーナビから楽ナビに変更しました!
しっかりしてました。
厚手のしっかりした着心地
デザイン気に入りました。
フランケンシュタイン博士の新たな一面が!
え〜モンです。
ベンガル飢饉
横向きになるのがイマイチ
無知を逆手にとったアイデアでどこまでいけるか
Made for Amazon認定取得 SanDisk64GB microSDXカード
読み始めると止まれない
マウス、キーボードで文字入力が楽々。細かく滑らかな印刷。
愛犬のお留守番に!
すのこ板の間隔、約1.4cm前後
シリーズの中で一番好き!
吹き付けて時間を置いて流すだけできれいになります
大きな部分と小さな部分の理由が不明
シフトパターンの無いノブに交換の際は必須
デザイナーの視点を理解する
付属品が欲しかった。
ハイトーンだけじゃない。
電源は直接コードを差し込み、蓋もピッタリ閉まらず不安だが、ワッフルの出来は最高!
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