時代は変わる。

本書もまた、
アメリカの成功哲学の良書である。
しかし、
今の日本におけるアメリカの成功哲学の浸透には凄いものがある。
10年前、
20年前にも【ポジティブ・シンキング】ブーム、
【マーフィーの法則】ブームがあったけれども、
21世紀の日本における【アメリカの成功哲学】ブームは、
昔よりもさらに強い勢いがあるように思う。
確かに今のアメリカには昔ほどの勢いはないかも知れないけれど、
アメリカにはまだ【歴史上初の黒人大統領】を生み出すような力がある。
振り返って見ると、
今の日本には国全体が【袋小路】に陥ったような閉塞感が漂っている。
私は単純なアメリカ賛美者ではないけれども、
今の日本に必要なのは、
アメリカ的な【実用的ポジティヴィティ】だと思う。
本書も所々に、
ナポレオン・ヒル、
C・M・ブリストル、
ジェームズ・アレンなどの著名な成功哲学者たちの言葉を引用しながら、
実用的ポジティヴィティの世界を描き出している。
今なぜ、
アメリカの成功哲学が必要とされているのか?そんなことを考えながら、
本書を読みました。
この本自体は大変充実した良書に仕上がっています。
オススメ。