待ちに待った改訂
初版から9年経ち、
80ページ弱の増となっています。

今回の改訂では、
これまでの知見で研修医や一般医にとって必要なものを選んでくれており、
変に詳しくなりすぎていません。

むやみにいろんな知識を載せようとするのではなく、
重要なものに絞っているというのが大きなポイントだと思います。
そのため、
マニュアルの持つ簡便性も損なっていません。

その中でも、
グラム染色の重要性については繰り返し述べられています。
巻頭のアトラスが増えているのも、
そのメッセージでしょう。


この改訂で、
新しくなった部分を少し挙げてみます。

各論では、
以下の項目が新設。


・人工呼吸器関連肺炎
・ペースメーカー、
埋込み型中心静脈ポートの感染症
・トキシック・ショック症候群
・劇症型A群連鎖球菌感染症
・急性硬膜外膿瘍
・腸腰筋膿瘍
・人工関節の感染症

トキシック・ショック症候群と劇症型A群連鎖球菌感染症については、
初版では”その他の重要な皮膚・軟部組織感染症”として一括されていましたが、
今回は項目別になりました。

memoも増えていますが、
その中の”好気性菌と嫌気性菌”は必読!「血液培養が陽性になった」のみではなく、
好気ボトルが陽性になったのか、
嫌気ボトルが陽性になったのかで原因菌がある程度推定できるというのは、
研修医が知っておくべき知識です。

注目するところは、
身体診察。
初版からのスタイルを貫き、
研修医用にきちんとページを割いていますし、
更に詳しくなっています(COPD患者さんの診察など)。


でも最も大事なのは、
著者の”熱意”でしょうか。
最近の本はマニュアルをなぞってエビデンスを言ってオシマイという、
無難で上澄み的なものが多いです。

しかし、
藤本先生の本はそれだけではなく、
著者の思いや哲学がきちんと見えてくるような、
そんな本です。
この熱さをしっかりと受け止めて診療に励みましょう。

この本はマニュアルではありますが、
熟読の価値があります。
研修医の皆さんは是非、
そして初版を持っている先生は買い替えに十分値するものだと思います。
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感染症レジデントマニュアル 第2版

その他の感想

新自由主義への対抗軸の希求
綺麗に貼れたのですが。。
そこそこの視野角
素晴らしい☆(ノ’∀`*)
素晴らしい作り
効果はOKだが、耐久性はいまいち。
「実際にどうやったらいいのかよくわからない」という問題を解決する良書
日本語、日本文化のすべてを網羅した良書
まずはこの一冊から
シールに頼りすぎ
メガデスを聴け!
監督評価が面白い
三訂版で更なる改良。
結構変わりますよ!
たまには日陰にもスポットライトを。
好みの設定にしていい音になります!
「コメ」の実態(面白い!)
ほむらちゃんのまどかに対する執念には敵わないが…
鷲崎さんだから描ける文章
遂にやってきた! グルコスの集大成!
貴重な本。ためになった。
読んでみる価値ありです!
最高品質です、問題ありません。
自転車の
置物としても可愛いし、楽しい
本著は、超弦理論、M理論とならんで有力な量子重力理論である“ループ量子重力理論”の専門家向けの解説書である。著者はLee Smolinとともに、この理論の提唱と発展に中心的な役割を果たした人である。
小さめ。ポータブルHDDよりは大きい
日本のいちばん長い日の著者、半藤さんの、明治維新から太平洋戦争終戦に至るまでの歴史書
特典付きを低価格で購入できてました。
40話最高!
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