予想を遥かに超える音

最近主に５０年代録音のジャズＬＰを中心に収集しているため、
遂にモノラル・カートを購入することに。
取り敢えず安価ながらも信頼がおけ使い勝手が良さそうなものをとAT-MONO3/LPを購入した。
予想以上に音は素晴らしかった。
アルミ・カンチレバーの先入観を打破する高域の伸びに加え、
中、
低域もなかなかいい。
程よく引き締まってふくらみ過ぎないのも良い。
ともあれ、
定位感といいエネルギーの密度といいステレオ・カートによる疑似ＭＯＮＯ再生とはやはり一線を画すの感。
このエネルギー感は出力電圧１.２ｍＶと高い（＝エネルギーの変換効率が良い）のも功を奏しているのかもしれない。
（アナログ再生では変換効率の良否が大きな意味を持つと思うが、
どうだろうか？）モノＬＰはモノ・カートで再生してこそ真価を発揮すると改めて納得。
ＳＰ片側ずつの再生はもとより左右同時の再生もそれぞれ趣を異にし楽しい。
取り扱い説明書にあった「ハム・ノイズ発生の場合」の懸念は皆無だった。
ハイ・スペックの更に高価なものはと食指が動くが、
この音このレベルであれば、
あとは好き嫌いの次元かもと思う。
久しぶりにいい買い物をした。