日本の古代史は想像するしかないのだから
神社とは祖先祭祀からスタートした国家神道の宗教施設、
なのだが、
そこで祭られている祭神は歴史上の敗者であることが多い。
記紀の世界において各地の神社は一定の政治勢力として登場するが、
その由緒や大和朝廷に従うことになった歴史的経緯などは余り語られず、
極めて象徴的に、
曖昧にしか描かれない。
何故だろう、
というモヤモヤした思いがずっとあって、
この本を手に取ってみた。


物部氏、
蘇我氏、
尾張氏、
秦氏・・・伊勢神宮や藤原氏を祭る春日大社を除けば、
この本に登場するほぼ全てが敗者の神社である。
歴史上の敗者であることは記紀に明確に書いてあるのだが、
それらを祭る神社は奈良時代以降も社領を与えられ、
地元民たちが大事に守ってきた。
「敗者は祟る」という基本理解、
そして、
律令制の名の下で土地と人民を直接支配していた豪族たちの力を削ぎ、
中央政府が派遣する官僚に置き換えようとした藤原政権の意図。
筆者の歴史解釈はところどころで飛躍があるけれども、
基本的なストーリーとしては納得がいった。


記紀の編纂にあたって、
当時の権力者たちは「間違った歴史記述を正す」と宣言した。
即ち、
中国の正史のように、
勝者の歴史観を打ち立て、
それ以外の歴史解釈を許さないということだ。
そうして、
日本の古代史は神話の世界に押し込められた。
だから、
現代において歴史を理解しようとすれば、
神話と史跡とかすかに残る民俗を手掛かりに、
想像するしかない。
この手の本を「筆者の想像にすぎない」と切り捨てる人もいるけど、
記紀を鵜呑みにするよりよっぽど生産的ではないか。
神社が語る 古代12氏族の正体(祥伝社新書)

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