面白い! -限界集落を初めて正しく語った本-
最近の新書では一番面白い1冊でした。


限界集落という概念が語られてから20年。

実は消滅した集落はほとんどない。

本書の前半部分で、

著者は具体的な取材から限界集落の実態を明らかにしています。


近隣に住む子どもが頻繁に訪問すること。

地域社会が残っており、
生活は昔のままと捉える住人が多いこと。

消え去った集落の理由は、
実は行政政策等によるものが多く、

セカンドハウス的な使われ方をする家屋も存在すること。

最大の悩みは少子化であること。


新しい知識を提示してくれる、
この前半部分が特に面白く読めます。


過疎と高齢化に悩む集落の現状は、

従来報道されてきた限界集落のステレオタイプからは、

かなり異なります。

報道による限界集落論が表面的で誤解の多い、

問題のある一方的なものだということが分かります。


全国の限界集落のレポートが中盤にあります。

どれも興味深いですが、

特に高知県の事例は考えさせられます。

県庁からクルマで20分で到着する限界集落の存在は、

想像を超えていました。


高知市の地形からすれば、

市街地のすぐ隣から山深い地形がひろがっていますから、

納得感はありましたが、

自動車も入らないような集落に住む人たちの現状は、

それにしても衝撃的です。


著者はどんどん田舎に足を運んでいて、

ちょっと宮本常一的な世界を覗かせてくれます。

だから読み物として普通に面白いのです。


後半は限界集落再生の鍵を提示しています。

経済的な論点が中心ではありますが、

フィールドワークに基づく、

地域の視点が加わっての提言なので、

集落の「身の丈」をきちんと捉えている印象があります。


ちょっと難しい部分もありますが、

学者的な冷静さと、

ルポルタージュの好奇心が合わさったような、

読みやすい文章です。
限界集落の真実―過疎の村は消えるか? (ちくま新書)

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ショック( ; ; )
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