入門としてなら…
この本は、
様々な検査項目を表やフローチャートにして示しています。
分かりやすいものの強弱があまり付いておらず、
事実の列挙になってしまい単調な感触も否めませんでした。

序文にもあるようにあくまで”初学者向け”です。
研修医になりたてくらいが目安。
内容では第一部の”検査の考え方”が最も重要だと思います。
これをしっかり分かることが検査値を活かすために必須と理解しましょう。

読んで物足りないと思ったところを少し挙げてみます。


・血球系でRDWやRPIの説明がありません。
特にRDWは炎症との関連性が示唆されるので、
あった方が面白いかと。

・凝固系でTATやPICがほんの少し書かれていますが、
ATIIIの記載がなく、
バランスが良くありません。
DIC診療ではこの3つが重要なので、
詳しい解説が必要。

・プロカルシトニンを取り上げていません。
最近は臨床現場において悪い意味で頻用されているため、
警鐘を鳴らす意味でもこの検査項目はピックアップして欲しかったです。

・血液培養の章では、
嫌気ボトルと好気ボトルとでどちらが陽性になるかで原因菌の推定が出来るという、
臨床的に重要なツールの記載がありません。

・腹水の章では腹水を血液培養ボトルに入れると陽性率が上がると書かれていますが、
胸水の章ではその記載がありません(胸水も血液培養ボトルに入れることで陽性率が上昇します)。

・クリニカルパールの記載が第三部にありますが、
第二部にも設けた方が記憶に残りやすいのでは(高齢者の敗血症では血小板減少が検査値で最初に見られる異常になることがある / 意識障害患者さんでは血液ガスはとても重要で、
呼吸性アルカローシスや乳酸アシドーシスがあれば敗血症を鑑別の第一とする、
など臨床的に強調すべきポイントが欲しい)。


他には、
各種疾患の記載が残念ながら薄いです。
疾患のリスクファクターをもう少し強調して検査前確率につなげていく姿勢がもう少し強調されても良かったのではと思われました。

総じて、
本当の”初学者”の入門用にはまずまずだと考えられます。
しかし、
かゆいところに手が届く作りではないため、
この本の内容で満足せずにしっかりと分野別のテキストで学ぶことが求められます。
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診断に自信がつく検査値の読み方教えます! 〜異常値に惑わされない病態生理と検査特性の理解

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