理論や党派的思考では現実が見えません
 前半は既に発生した事実の整理になるので、
特に参考になる意見はありません。

 後半は著者の今後の資産運用についてのヒントとして、
本書の核になる部分です。
農業回帰や、
植林、
仙台の蠣(養殖するためにはプランクトンを育てるため豊かな森林が必要)についての事例が紹介されます。
その前に著者がイデオロギーとしてトロツキー、
経済理論として宇野弘蔵から、
理論的影響を受け実践に努めていると述べておられます。


 著者が回帰しようと呼びかけている日本の森林を育てたのは、
日本の地理的、
気候的特性であると簡単に片付けています。
残念ながら17世紀になって、
徳川幕府が森林の育成のため政令(1633年の山川掟がその典型)を出し、
森林の乱伐をやめさせた歴史的事実をご存じないのでしょう。

 日本でも森林の乱伐により、
国土が荒廃(森林の貯水機能がなくなり、
洪水が多発)した時期が17世紀江戸時代に発生しました。
それは当時世界最大の人口を抱える都市、
江戸で毎年のように発生する大火により木材の需要が急増し、
材木商が利益の源泉であることに目をつけて、
各地の森林乱伐を行ったからです(今風の言葉でいうと市場間価格差を利用した裁定取引に該当します。
ちなみに東京メトロ東西線の駅名にもある「木場」は火事で焼失した家屋を再建するための材木の集積場として発達した場所が地名になったもの。
また、
江戸城天守閣が明暦の大火で焼失した後、
再建されなかったのは材木の乱伐をやめさせ、
国土の荒廃を護るという徳川幕府の政策的象徴の意味があったとのこと)。


 本書を読む前に、
「日本人はどのように森をつくってきたのか」を偶然読んで、
現在の政府に該当する徳川幕府が規制により、
森林を保護・育成したことを知っていました。
著者がいつも軽蔑される政府の機能でありますが、
経済放任主義が招いた国土の荒廃を政府の強力な規制により、
復興したというのが日本の森林の歴史的事実です(現在の金融危機のように経済放任主義が招いた危機を政府が必死に防ごうとしているのと似ている点が興味深いのですが)。

 そのような歴史的事実を知らずして、
単純に森への回帰を呼びかけは、
理論やイデオロギーが陥りがちなユートピア思考であるため、
本書の説得力を低くしていると指摘させていただきます。
世界金融恐慌序曲~危機管理の資産運用~

その他の感想

かわいい^^
マジで?!
ホラー界のこち亀
やはりモンベルですね。
誤植、間違いが多い
ゆったり、しっかり
いいピンク色~
えさやりにぴったりでした
かわゆす!
控えめに言っても大満足です…!!!
ちょっと急ぎ足の終盤が残念
携帯したい人にはいいと思います。
GOODでした
CDありがとうございます。
ブンチョウのヒナの給餌用に
泡立ちにくい
末っ子が
大変丈夫です
古いマシンにはうれしい。
数式が崩れていて・・・
長くつきあう教科書のイメージ
優しく 温かく 切ない、人とあやかしの物語…
なくなった買い物リストの行方は?
専門書・データとなった原書を分類して集結した教科書
詰め込み過ぎですね
貼りやすく、耐久性もある。
[ ビートソニック ] Q-Ban kit QG3
あなたさぁ〜すぐにアップデートは流石に?
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