専門書・データとなった原書を分類して集結した教科書

重要な内容よりは、
重要な"項目"が集まった本です。

各章のデータとなった専門書を"組織行動"に必要な知識に分類してまとめた感じの印象です。

「入門」とタイトルにある通り、
組織行動に必要な知識全般・基礎が学べます。

しかし、
読みにくさ（下記にまとめました）が学習を混乱させるので、
十分に検討した上で購入して欲しいです。


各章のデータの元となった専門書や原書を読んだ後にこの本で見る内容は、

軽く・簡潔に書かれすぎていると感じるが、
組織行動全体像と各専門書・データが、

個人・集団・組織レベルで、
どの様にお互い関係し有ってシステムとなっているのかが"表面的に"理解できます。

（それぞれ、
深く知るにはこの本のみでは絶対に不十分です。
）

個人の意見の入った良書を読む事とは別に、
データ集め的なこの種の本を、
教科書的に読み、
ベースを作る必要もあると感じます。


働いている人なら誰でも、
この本を読めば会社への視点・考え方・働き方・人の動かし方等、
良くも悪くも変わるでしょう。

なか身検索で、
目次を見て一つの章でも興味があれば購入の検討してみてはどうでしょうか。


●とても気になる部分が有ります。
「読みにくいです」 特に気になった５点だけ下記に述べます。

　第１版だからでしょうか、
テーマが良い本なので是非、
改善して欲しい部分です。


・日本語が足りない、
順序が悪い、
統一して欲しい言葉。

⇒「も」や、
その他の言葉を付け足したい、
重要な部分が文中の中に埋もれている、
ある会社・人のケースが突然始まる、
言葉の統一性が無い等。

　本全体の構成が良いので、
とてももったいないです。


・使用している"言葉"のあいまいさ
⇒翻訳ミスかも知れないが、
本書で定義した本書での使用される言葉（例えば、
チームとグループ などなど）を間違えてる様にしか見えない書かれ方や、

　平等・公平、
注意・前提　などなど、
日本語の使われ方が曖昧で統一されていないので、

　わざわざ選んで使用している言葉なのか、
単純に間違えてるのか不明なままだ。