サイズは支障にならず

大きさに関してはより小さい方がいいと思うが、
「電源レスでの機構」を理解してしまえば仕方ないと思える。
設置時ケーブルが四方に伸びているわけではなく、
刺し口は4本全て刺しても120度弱で広がる程度。
円というよりもホタテ貝のような印象。
別の長方形のタイプに刺していくのも「実はかなりかさばる」事を知っているので、
意外と本品のかさばり感は許容範囲だった。
ケーブル側をTV台等の死角に向けるだけで、
粗雑感は緩和され利便性も保つ事ができた。


構造的に「安かろう」という状況ではなく、
コスト的には「至極妥当」な販売価格。
またノイズ云々というレビューもあるが、
そもそも不良があればノイズが生じる以前に「無音」となる機構かと（使用光端子ケーブルの品質は別問題）。
もし本品を使いTV音が聞こえないのであれば、
出力側（コンポーネント等）がTV側のデジタル音声出力に準拠させる事で解決する場合がある（PCM等）。
刺し口や稼働部に「遊び」がなく、
ダイヤルには固定機構もあるため、
今の所は問題が生じる気配は微塵も感じていない。
実は以前の型も持っており、
あちらは配色（昔のVAIOの様）が非常に気に入らなかったが、
本品と同じく利用で大きな障害を感じた事はない。
ブラックになった事で、
以前よりも無難に部屋になじんでいる。


概ね不満がないが、
敢えて注文があるとするなら底面の滑り止め部面積をもっと大きくしてほしかった。
光端子を装備した機器が増える中、
コンポーネント側は1端子のみの場合が多い。
本品程度の投資でそれらを改善できるという状況、
正直多くの人に知ってもらいたい所だ。