他のココナッツ本との大きな違い

２０１４年初版。
ココナッツオイルに関して、
私が読んだ三冊目の本です。
レシピも出ていますが、
先ずココナッツオイルの生産国はフィリピン（他にもあるとは思いますが）なのですね。
今までダイビングスポットとして以外はフィリピンの事を全く知らなかったので、
著者が母親として、
我が子にカラダに良い物を食べさせたい、
と言う情熱に動かされてフィリピンへ飛び立つ行動力に、
ココナッツオイルについて本を出している、
他の人達に無いものを感じました。


ブームの本に乗せられた感じで、
「ミラクルオイル！」、
とばかりに一壜アメリカブランドのものを買って試していますが、
二週間位で“Ｓｏ　ｗｈａｔ？！”、
と言いたくなる様な挫折感を味わいました。
こうしたものは三ヶ月ー半年使って初めて分るものでしょうから、
初めての食感に一寸ウキウキしてしまった様です。


元々ココナッツの味と匂いが私は大好きです。
だから、
抵抗感は全くと言って良い程、
ありませんでした。
バターの代用品として使える事を発見した時は、
とても嬉しかったのです。
でも、
味や香りだけではココナッツオイルを生活に取り込む正当性が私の中では持続しませんでした。
挫折の原因はココナッツオイルの全体像が見えなかったのです。
勿論、
この本に書いてある情報の大半は他の本にも書いて有りましたが、
何故日本でココナッツオイルを使って欲しいか、
と言う肝心の処が見えそうで見えなかったのです。
でも、
この本でココナッツオイルの姿が見えて来ました。


酸化し難い事は本で読んで知っていましたが、
開封後は一年以内で使いきれば良い、
との事で少し気が楽になりました。
私の場合、
既に壜の半分位には差し掛かっています。