水彩絵の具の入門セットとして適切な構成です

水彩絵を描くようになった頃、
絵の具の構成をどうしようかと考えたときこのセットを選択しました。

入門時のセットとしてはこの３０色が一番バランスが良いと思います。

そして、
このホルベインの透明水彩絵の具はいつ、
どこのお店に行っても、
どの色も単体で店舗に置いてあるというありがたい絵の具なのです。

（私の経験上なので１００％ではないかもしれませんが）

パレットも３０〜３５枠のものがタイプとして多いので１パレットに３０色全部が収まります。

３０枠のものではこの２号チューブの量がピッタリ入り切ることもありがたいです。

（一度絵の具を移した後乾燥させ収縮させてから残り全部を移すやり方が良いです）

さて、
しばらくすると色を増やしたいと思われるでしょうが、
その時はこのシリーズの６０色セットの色から、

この３０色セットの色を除いたものから選択をしたら良いでしょう。

この３０色セットには赤系がやや少ないので、
赤系の色を補えて更にバランス良くバリエーション豊富なラインナップに揃えられます。


油絵具の場合は色を混ぜ作ることもできるのですが、
水彩絵の具は混ぜたとき、
また重ね描きをした場合、

色が濁って油絵の具のようにコントロールすることは難しいように感じています。

よって、
水彩の場合色数はそれなりに多く持っていたほうが良いだろうと言うのが私の感想です。

私にとってはパレット上に広がる豊かな色を眺めるのも楽しみの一つなのです。


この絵の具で描いた絵は古いもので５年ほどたちますが色の劣化もなく耐久性も良いようです。


ちなみに私はパレットは文房堂のスチール製、
漆塗り３０枠（ちょっと値段は高め）を使用していていますが、

アルミ製に比べ高級感があって、
この組み合わせを大変気に入っています。