日本経済の希望の光か
日立製作所を頂点とする日立グループは、
出向=キャリアダウンといった、
いわば銀行のような構造を持つとともに、
少数の日立系企業が、
製作所といえどもおいそれとは口出しできない独立自尊の地位を築いた、
分断された企業グループであり、
それは例えば三菱グループにおける銀行と商事のような関係を彷彿とさせる構図でした。


そんな日立を復活させたのは、
皮肉なことに日立製作所社長レースに一度は敗れた川村氏でした。
ただ、
当時の社長レースに勝った庄山悦彦氏いわく、
「ホントは俺より川村のほうができるんだよな」。
「即断即決で味気ないほどドライ」な川村氏でなく「俺についてこい」という親分肌の庄山氏が社長レースに勝ったものの、
日立の危機の再建を庄山氏が託したのは、
川村氏でした。
本書のタイトルに「異端児たちの決断」とありますが、
川村氏は異端児では決してなく、
本来リーダーに選ばれてしかるべき人物だったと思います。


ところでそれまでの日立は、
日立製作所の社長といっても、
グループ会社から「子会社の悲哀も知らないくせに」と揶揄されるボンボンであったのが、
川村氏には出向経験があり、
子会社の悲哀についても「俺はよく知ってる」と言うことができ、
また子会社の社長連よりも年長者であるがゆえに、
グループの誰もがその言に従わざるを得ないという、
グループの大改革を遂行するにあたり絶好のポジションを築くことができたのでした。


社長人事といえば、
若返りばかりが取りざたされもてはやされる今日、
こんな改革手法があったのだと気づかされました。
瞠目の一冊です。
ほかの企業グループにこの手法が波及するかどうかはわかりませんが、
この改革のやり方は他の多くの日本の大企業グループにも適用可能だと思わせる点で、
本書は日本経済の希望にみえます。
異端児たちの決断 日立製作所 川村改革の2000日

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