今回は残虐です
群れが多くなると体の色が変わり、
暴力的になるという殿様バッタを都市に住む人間達になぞらえる。

妻を遊び半分にひき殺された主人公の元教師は、
殺した男に復讐すべく男の会社に潜入する。
自分が復讐するはずだった男を目の前で『押し屋』に押されて車に轢き殺され、
物語がスタートする。
『押し屋』をめぐって殺人請負人達が動き始める。


伊坂氏がこしらえた殺人請負業は案外実際にあるのかもしれない。

走ってくる車に突き飛ばす『押し屋』、
納得させ自殺に追い込む自殺専門業、
毒を専門に扱う殺人者もいる。


伊坂氏は犯罪を描くのが上手い。
フィクションだとわかっていてもいたたまれず途中何度も本を閉じてしまう。
今回はまた犯罪のオンパレードといってもいいほどだ。
主人公ですら潜入した会社で違法薬物を売りつけている。
純真な子ども達も実は雇われた役者だったりするのだ。

まさに個体が増えすぎて接触が多くなると、
性質が変わるバッタのように、
都市の人間も変貌していくのか。


殺人の場面が多くてこの作品はいささかげんなり。

請け負ったままに殺人をおかし、
いささかも怯むことのない少年、
権力を笠に面白がって人を跳ね飛ばす馬鹿息子、
やくざ映画によく出没する強くもないくせに弱いものいじめには陰惨な残虐性を発揮するチンピラ。
フィクションとばかり言い切れないところがあって気分がふさぐ。


兄弟愛が得意の伊坂氏は夫婦愛は難しかったのか。
主人公と妻の幻との会話は伊坂氏らしくていいが、
普通の人間が立ち向かうにはあまりにも犯罪組織はおおがかりだし(もっともその割にはあっけなく倒壊してしまったが)、
結局『押し屋』の依頼主あいまいのままだし、
ちょっと消化不良の作品でした。
もっとも人間はバッタ(昆虫)だという観点はよかったです。
グラスホッパー (角川文庫)

その他の感想

ATファンは必見の一冊!
釣り用ワイヤー
本体部分は良いが、コード部分文字が気になりました
リズムオンチの自分でも踊れるようになるかも
今からでも遅くない!!
はなべぇがwww
完璧な統計力学の専門書
テーブルクロス止め クリアタイプ 4個入り 約2.3~5cm用 透明 小
ホームセンターよりはいい!
十六夜ゐ雪洞唄が個人的にかなりレベルが高い
安くて明るい!
これはかなり気に入りました
これ1冊で基本が分かります。
写真がはさめるマウスパッドを探していました
七弦が語る故事の世界
神音楽/クソストーリー/微ストレス/ゲー
選曲バッチリ!!
リピート購入を続けているアリミノシリーズ
ファン○ルと似てる!
使い易く 頑丈そうです
これプラス過去問がいいかも
これは本物だぁ~
発想は素敵です。でも残念…
台所の壁に取り付け
興味深い内容ばかり ゲームプランナー必読
リアルを追求し過ぎ
ジャングルが良い
小学生の子供が使っています。
長さと先端の曲がりが良いです。
レトロでおいしい
戻る