熱血訳者によるバタイユの「ドキュマン」寄稿集新訳
バタイユの「ドキュマン」寄稿集新訳である。
旧訳は片山正樹訳「ドキュマン」(二見書房1974年)で、
部分訳のようだが(私は読んでいない)、
今回はバタイユ署名記事と関連原稿(全集所収)の完訳である。
図版は全掲載ではないようだ(ミロの絵がない)。

「ドキュマン」はバタイユが中心になって、
1929年4月に創刊され、
1929年度として計7号が、
1930年度として計8号が出た雑誌で、
「さまざまの資料」の意味であり、
表題の下に「学説、
考古学。
美術、
民族誌」(のちに、
学説が雑録に代わる)と記載されており、
当初は、
博物館的な資料提示と解析をメインとした、
学術的雑誌の予定であったようだが、
編集長バタイユと一部の参加者の策謀(??)により、
対象拡張(雑多な資料導入)、
詩的展開、
情念炸裂、
異物混沌、
難解論理、
新生思考の道を辿ったようである。
「ドキュマン」原著はネットで閲覧でき、
「gallica」を呼び出し、
「Documents  BATAILLE」を入力すると、
一番上にgが出るので。
右下をクリックすると、
「ドキュマン」2年分が姿を現わす。
フランス語はちんぷんかんぷんでも、
図版を眺めているのは、
結構面白い。

それで、
本書の内容は、
論理的論理のほかに、
詩的論理、
情念的論理(時に暴発)、
シュールリアリズム的論理(?)、
論理化の拒否、
論理の逸脱等あり、
また、
省略、
暗喩、
急激な転換等あって、
大変難解である。
しかし、
長いものはないので、
三回ほど読めば、
多くは、
おおよその理解に達することはできる。
(それで十分だろう)。
図版も楽しい。

たとえば、

「アカデミックな馬」・・古典ギリシャのアカデミックな文明においては、
馬は高貴な形態を持ち、
イデアの完璧な表現の一つであったが、
征服以前とのガリアの野蛮な文明においては、
それらは解体され、
形態の狂乱となって、
怪物化したとし、
高貴で、
明確な形態の動物(馬、
人間)と、
醜悪で、
おぞましい怪物(ゴリラ、
カバ、
怪物の馬)との間の、
対立、
承継、
変換、
変異、
転換、
止揚を語る。

「サン=スヴェールの黙示録」・・題名の書の解説で、
文献的、
詩的な拡張が多い。

「花言葉」・・花の美しさ、
魅力、
花言葉の愛の対象は、
花の中の花冠にあるが、
愛の機能は中心の醜い花芯(性器)にあることを語り、
花冠の萎れと、
花の死の劇を語る
ドキュマン (河出文庫)

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