メアリー・アニングの冒険
科学史を研究するものとして、
この名著を推薦いたします。

メアリー・アニングは古生物学を専門とする人にもほとんど知られていない存在です。
その彼女にスポットライトをあてたことは、
本書の最大の功績であります。

世のゴルフ場のロビーには「トム・モリス」の肖像がしばしば飾られます。
それは全世界においてかなりの数にのぼることでしょう。
しかしそれでいながら、
トム・モリスの偉業について詳しく知っているゴルファーは数少ないのです。
ましてメアリー・アニングの肖像画が、
英国自然史博物館に(さりげなく)飾られているからといって、
世の人たちが彼女のことを詳しく知っているとは限りません。

筆者の吉川惣司さんは「ルパン三世」の映画監督もなさった多才な方で、
じつに筆のたつ方です。
また矢島道子さんは介形虫(オストラコーダ)化石の研究により理学博士の学位をもつ方で、
東大の初代教授をつとめたヒルゲンドルフについての研究により、
科学史界においてよく知られます。
こんかいその異色な二お人が力をあわせ、
歴史の闇に埋もれていたメアリー・アニングの人生について詳しく掘りおこしました。

本書はアニングの肖像画についての謎解きから始まります。
彼女の資料は低質な紙の、
しかもその両面に滲むインクで書き込まれた粗末なものが大半です。
それをよくぞ読み解き、
そしてかくも平易な文章にまとめあげたものです。
まさにお二人の不断の努力の結果です。

図版も多く、
それを眺めるだけでも、
十分価値のある本です。
科学だけでなく歴史学、
文学、
紀行学、
科学史学、
女性学などの立場からも、
広くおすすめする美事な一冊といえましょう。
このような本の出版を決断した編集部の心意気に熱いエールを送ります。
メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋 (朝日選書)

その他の感想

ダウンロードできない
重くて分厚い
ブラックを購入!
痛風持ちの人はやめましょう
初心者に最適
慣れるまで時間がかかる 慣れると手放せなくなる
集塵機能も満足できるレベル
さすがオリバー
ううう、一般住宅には・・・
甲高の人は注意・・・
2015年7月2日購入、8月22日5回目のナイロンコード使用でモータ焼け
この物語は知っておくべきかも
この新訳は事件だ
難易度について。
有線ok 無線ng
これもってます!
ひばりさん半端じゃない
ツボの読み物
山小屋の不文律みたいなものが分かる!
価格は安くても、おいしい「カヴァ」!
いいもの見つけました。
一眼レフに
第1版はボロボロに擦り切れました
米国文化の理解が英語の上達に役立つことを示唆する書籍
色目が違いますけど品質はよいです。
悪くはないが惜しい
ミドルサイズ(表示長1m)からは、実用上の長さ(40cm程度)の見当がつきません
Yum!
色んな加工に使えそう。
シャープのHDDレコーダーで、まったく使えませんでした。
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